新しく運動に参加している人達と、大規模集会主催者と一緒に批判しあい考えたいこと

長年の弾圧や直接行動で体壊してるのでまずは書く。シールズ、ママの会、憲法学者等新しい運動は過去の失敗に学ぶべきだ。93年小沢の政治改革→自民失脚→社会党の転向解体も、08年反貧困→政権交代→自民復活も、新しい選挙運動と持て囃されても結局私達の世界認識と直接行動の弱さで負けたのです

イラク反戦後の参院選運動も特に何も生まず、93年も08年も自民党に戻り野党は弱体化した。今回は最後残った共産党主導だから新しく感じるだけ
野党応援が主流化した安保成立後は、過去の運動を学ばないという日本の運動最大の問題と失敗を繰り返してます
歴史を変えたのは世界どこも民衆運動です

選挙幻想の儚さは、長年の活動家や政治家自身はシビアだからわかってるはずだ。だが自分の運動を盛り上げるため、自分が選挙受かるために頑張ろうとしか言わない
そんな集団催眠のような運動で世界を変えれらる訳がない!反弾圧も救援も世界構造の学習も運動の中に取入れるのが、本気でやるという事だ

『国民連合』という名前など、差別排外主義だとして以前はありえなかった。選挙制度は外国人や野宿者を排除し特権議院を生み出す。その認識を基本にしてた左派運動まで黙って乗ってるのはどういう事だ。安倍が社民主義フレーズを先に連呼してる中、右派抱き込みのオール〇〇でなく原則と革命こそ必要だ

僕は4回弾圧され今も損賠裁判と執行猶予と病気抱えても運動する
何より野宿者は何度排除されても極寒の公園で闘い抜いてる
韓国もフランスもデモ禁止令で弾圧されながらデモしてる
そこまででない日本の多くのあなたが安易にただの署名や選挙=他人任せに走るな!大規模運動指導者は自分を守るな!

個々の市民が純粋で一生懸命なのはわかってる。いつもそう(排外主義の学習克服は必須)根源はここぞとばかり全共闘運動をおとしめながら今まで何もしてなかったのに出てきたタレント学者と報道の運動利用。立憲主義の強調は、自民が改憲したらその憲法も守りますとしかならない。平和主義こそ掲げよう

辺野古の陸と海の直接行動、誰もが感動してるよね。じゃあなぜ自分の地元でやらないの?特に安倍のいる東京。弾圧厳しい、仕事や生活がある、は辺野古も同じ。人数や有名ゲスト集めとメディア写り重視の惰性の思考を脱却しないからです。米軍同様に安倍の車の国会入りを体やブロックで止める事はできる

辺野古の海とゲート前であれだけやれるのは軍隊被害経験の大きさに加え、毎日そこで闘い、団結し、総括を次に活かし、場を自分達のものにしてきたからだ。東京等は主催者のみで企画運営し時間通り終わって飲み屋に行き翌日に備える運動だけだから変わらない。辺野古のハートを身体に刻み、一緒にやろう!

もちろん言うは簡単やるは難しいし、都市固有の困難もあるけど、東京中央の運動が国会前で長年の慣習=人を集めて声出し集会、以上のことを最初から志向しないようにしてるのは事実。私達の力不足も含めて。物理的制約は海外も厳しい、でもやるのは失うものを持たない怒る若者や貧者や被差別当事者が多く、運動がそれを支えるから

今の東京は、中央集会の主催者と、多様な行動や直接行動を志向する人々が事前に協議できる場がなく、結果現場で揉めたりしてますますばらばらになるのが問題ですね。それは東京のばらばらな都市形態にも原因あるし我々の力不足もある。乗り越えれば大衆運動は大きく発展する

そして直接行動、多様な行動派とのつながりが断たれていることにより、いくら今回重要とはいえ、今の独裁状況で限界のある選挙に過大な期待が強まってる、アピールが収斂されてると思います。昨夏、運動総括の前にそれが始まったのはさすがに早すぎです。
限界と可能性をもう一度話し合い、集まり、再開しよう!

最後に。SPEEDの今井を擁立したような自民党の権謀術、運動分断は、夏に向け激増すると思う。プロだから。14年都知事選で、イラク戦争や格差拡大の反省もない細川=小泉を運動が応援した悲惨な近過去もある。運動が選挙応援中心になるからで、権謀術を跳ね返す土台となる原則的運動こそ必須です

原則とは、アジアへの戦争責任と正面から向き合い、今の中国や朝鮮への個別的自衛権も絶対許さない反戦運動であり
資本主義とその総本山である5月のG7サミットにも反対する事であり
天皇が死んでも絶対自粛せず、天皇制も無くす事などです
選挙で原則や人間関係を目茶苦茶にされる愚を繰り返ないでいこう