【私達は被曝者であり難民だーー 不整脈になったこの半年間苦しみながら考えていた、生き延びて世界も変えるために】

【私達は被曝者であり難民だーー
不整脈になったこの半年間苦しみながら考えていた、生き延びて世界も変えるために】


311から5年、放射能被害は真に深刻化する。今までも、そしてこれからこそ多くの者が死ぬ。国に殺される。だが見えないから隠され忘れられる。今こそ避難を!全てが終わる前に自分の病状を話す事から全てを変えたい。僕は去年夏に倒れて緊急入院、心臓の不整脈と診断された。今も頻繁に鼓動が欠ける


2)心臓の電気信号が乱れて、三回に一回ほど脈が欠ける『房室ブロック』です。夜中熟睡中に毎日必ず起きてる診断。それが最近は昼間も出て立ってられなくなる時が増えた。連続作業中に、午前中に、寒い時、酒を一口飲んだ時、明治公園の強制排除で体で職員止めた時に。だからいつも手首の脈を計ってる


3)チェルノブイリ事故で学者が『セシウム心筋疾患』を発見、不整脈も多発した。セシウムは身体器官の中で最も重要で活発な臓器の細胞を選んで沈着する。心臓、腎臓。心筋には多量のカリウムがあり、体はそれとセシウムの区別つけられないから取り込んでしまう(チェルトコフ『チェルノブイリの犯罪』


4)つまり
放射能は体内に不均等に広がり、皮膚病も甲状腺白血病も心臓病もなりうる、出て始めて分かる
・人により違う。低被曝でも原発から遠くても発症する人がいる
・水や食料の内部被曝でも発病する
この3つを賠償逃れ原子力権力が隠し続けるため、私達は被曝を言えなくさせられてるのだ


5)世界の権力者と資本家は、核の世界を維持するため全力で福島事故を隠してる。それは
・現実を見させない(東京五輪報道規制原発作業の闇労働化
・被害を言わせない(頑張ろう福島、食べて応援、『放射脳』攻撃、住民分断
・人を移動させない(避難支援の中止、隣国バッシング、国境管理 だ


6)不整脈になった僕はまず『被害を言わせない』を打ち破る。被曝被害は風邪と同じで、理由も表れ方も千差万別なのだ。あなたがなぜ風邪を引き、咳や鼻水なのかを他人は絶対決めつけられないし、しない。他人はあなたの体や生活じゃないから。所が被曝被害だけ違うと攻撃するのは隠したいからだ


7)原爆以降の国際社会は外へ『内部被曝』を否定し続けた。内で被曝者をモルモットに研究し続けた。だから私達が自分の被曝被害を『自分で証明しろ』と攻撃される。笑わせるな。事故は起きた以上、証明責任は責任者達にある。私達は全員精神被害から請求できる。まず健康調査をやれ、内部被曝を認めろ


8)次に『現実を見させない』
東京五輪や最近のSMAP清原報道の過熱は、仮想現実化の極み。そこで人間がどこまで壊れるか、もはや人知を超える。そして福一の終わりを止めてる原発労働者こそ、人知を超えた『仮想現実』を維持するための最大の犠牲者。闇から闇へ葬られ存在忘れられ、声を上げたら即解雇。原発労働の全てを明らかにせよ!全ては変わる


9)移動させない
これが最大の暴力。放射能からは逃げるしかない。人は仕事、家、人間関係があれば行けるし無ければ多くは止まる。健康不安に『存在不安』が加わるからだ。政府は次々打ち切り、国外へ行こうにも全ては国籍と国境線で差別、管理されてる。だが私達はどこでどう生きても本来自由だ!


10)結論。私達は『被曝者』で『難民』なのです
被曝被害は時、人、体調によっても様々に出る。『場所』だけに絞って分断する政府戦略を壊そう。福島県の避難者だけで12万人、国際的な大規模難民だ。難民は大勢一緒に移動するから命を守れて注目され要求も通る。共に被害を話し共に避難しよう!


11)私達は今、自分達の被害と政府の安全政策のどちらが勝つかという歴史の岐路にいる
3/5の新宿デモは『福島も関東も危ない!子どもを守ろう!』。場所と世代を繋げる事で1番の被害者から皆までが避難しよう!23〜28日は『核と被ばくをなくす世界社会フォーラム』で世界へ伝え繋がろう!