8月16日・沖縄オスプレイ反対ハンストと連帯する防衛省抗議の申し入れ文、8月17日も抗議

オスプレイ反対 2男性が無期限ハンストhttp://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-08-16_37814
映像http://www.youtube.com/watch?v=2UpdtsxsomI

上原さんは知人です。沖縄での85歳の上原さん達の熱い闘いに少しでもつながるため、仲間と16日18時から市ヶ谷の防衛省正門前でオスプレイ抗議と申入れしました。
写真:防衛省前、沖縄ハンスト連帯オスプレイ抗議、はじめます! http://yfrog.com/oevaetjj http://yfrog.com/nz48dvhj http://yfrog.com/oeui6mnj http://yfrog.com/oduqpvij
オスプレイのハンストに連帯する防衛省抗議、18.45分から申し入れです!防衛省は声を聞け! http://yfrog.com/nwt7caaj http://yfrog.com/odnrmhvj http://yfrog.com/kkhvwusj

以下、友人が出した申入れ分を転載します。
続けて8月17日12時〜13時も市ヶ谷の防衛省正門前で抗議・申入れをやることにしました!申し入れ文、プラカード、打楽器などを持参しぜひ来てください。
防衛省正門前への行き方:http://www.mod.go.jp/j/profile/mod_sdf/access.html

2012年8月16日

野田首相
森本防衛大臣
真部沖縄防衛局長

    要請書

 昨日8月15日、85歳の上原成信さんと69歳の小橋川共行さんが、キャンプ瑞慶覧・在沖米四軍調整官事務所前にて、24時間無期限ハンガーストライキを開始しました。お二人は「オスプレイ配備反対」と「普天間基地の無条件撤去」を求めています。わたしは、67年前、天皇が敗戦を宣言した、ただそれだけで「終戦記念日」と呼び習わされ、もっぱら大日本帝国のアジア侵略に加害兵士として命を落としたひとびとのみを悼む日とされてきた8月15日に、上原さん、小橋川さんのお二人がこのような命をかけた抗議の第一声を上げたことに大きな衝撃を受けました。同じく、15日、沖縄戦で戦争被害を受けた民間人やその遺族ら40人が原告となり、国を提訴しています。沖縄では戦争は決して終わっていない、
事実、いまも米軍が跋扈し、自衛隊の配備が進み、住民の意思を踏みにじって辺野古新基地建設計画、そして東村高江にはいままさにヘリパッド工事が強行されています。その上、中国・朝鮮敵視が煽られる中、危険な軍用機オスプレイが配備されようとしている。わたし(たち)はこれ以上沖縄の人々を踏みにじりたくない。上原さん、小橋川さんの平和への願いに呼応するためにも、すべての軍事放棄と沖縄差別をやめることを求め、以下要請します。

1)日本政府、防衛大臣、沖縄防衛局長は、米軍基地被害に苦しむ沖縄の人々の声をきちんと聞き受け止めてください。「世界一危険な基地」普天間基地をただちに無条件撤去してください。
2)普天間基地移設先として沖縄住民の反対の声を無視して勝手に日米両政府が進めている辺野古新基地計画をいますぐ撤回し、謝罪してください。
3)すでに山口県岩国基地に搬入されている「世界一危険な軍用機」垂直離着陸輸送機オスプレイはいますぐアメリカに返却、あるいは破棄してください。
4)米軍およびアメリカ政府に、オスプレイ配備計画の撤回を約束させてください。
5)現在、地元住民の反対を押し切って強行されている東村高江ヘリパッド(オスプレイパッド)建設工事をいますぐ中止し、計画を白紙撤回してください。
6)日本政府は、沖縄に対する差別と植民地支配をいますぐやめてください。反省し謝罪して、沖縄に押しつけているすべての軍事施設を即時撤廃してください。


2012年8月13日 読売新聞
「米軍ヘリ墜落事故から8年、沖縄国際大で集会」
 沖縄県宜野湾市の沖縄国際大で起きた米軍ヘリコプター墜落事故から8年を迎えた13日、同大キャンパスで米軍機の飛行中止などを求める集会が開かれた。
 事故は2004年8月13日午後、米軍普天間飛行場の大型ヘリが隣接する大学の建物に接触しながら墜落、炎上。機体の破片が周囲の住宅に飛散するなどした。
 この日の集会は、事故で焼け焦げたアカギの木の前を会場に、教員や学生、市民ら約200人が参加。大城保学長が、普天間飛行場への米軍新型輸送機MV22オスプレイ配備にも触れ、「多くの抗議をよそに、(米軍機が)いまだ上空を飛行している。即時飛行中止を求めると同時に、オスプレイ配備に反対する」との声明を発表した。

2012年8月14日 共同通信
「沖縄で復帰前後に枯れ葉剤被害 装備に付着、補償認定」
 猛毒のダイオキシンを含む枯れ葉剤を1972〜73年に沖縄の米軍基地で浴び、健康被害が出たと訴えた元米兵に、米退役軍人省が補償を認めていたことが14日、分かった。ベトナム戦争で使った後に沖縄に持ち込まれた装備に枯れ葉剤が残っていたと認定した。
 枯れ葉剤は60年代末から、哺乳類で胎児の奇形などを引き起こすとの報告が出て、後に使用が中止されたが、72年の日本への復帰前後にも沖縄に存在し、被害者を出していたことになる。
  米側は、枯れ葉剤が沖縄に持ち込まれたりした記録はないと主張しているが、元米兵が沖縄での枯れ葉剤散布を証言する動きもあり、使用実態調査が急務だ。

2012年8月14日 沖縄タイムス
オスプレイ反対 2男性が無期限ハンスト」
 オスプレイ配備に反対して、高齢の男性2人が15日から北中城村のキャンプ瑞慶覧石平ゲート前で無期限のハンガーストライキに入る。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの元代表世話人、上原成信さん(85)と元小学校教諭の小橋川共行さん(69)で、13日県庁で記者会見して発表した。
 うるま市石川に住む小橋川さんは、身近で起きた石川・宮森ジェット機墜落事故などを列挙し、「二度とあってはならない」と、時折涙ぐみながら繰り返した。「私には守りたい家族がいる。実はハンストは怖い。でも体を張ってオスプレイ配備を止めたい」と語った。上原さんは今月、東京から参加した普天間飛行場前の座り込みで小橋川さんと会って意気投合し、二人でハンストをすることを決めた。「オスプレイはもちろん駄目だが、基地返還も要求したい」と強調した。
  二人はゲート前で毎日24時間座り込み、水と塩分以外は一切取らないという。小橋川さんは「年寄りの冷や水かもしれないが、できるところまでやる。冷やかしでもいいので、足を運んでほしい」と呼び掛けた。

2012年8月15日 琉球新報電子版
沖縄戦被害の賠償求め提訴 体験者や遺族ら40人 那覇地裁
 沖縄戦で戦争被害を受けた民間人やその遺族ら40人が原告となり、国を相手に1人当たり1100万円、総額4億4千万円の損害賠償と謝罪を求める「沖縄戦被害国家賠償訴訟」が15日、那覇地裁に提起された。訴訟では沖縄戦で旧日本軍が住民を守らなかったことは「不法行為」などと指摘し、戦後、民間被害者を救済してこなかった国の立法不作為についても追及している。旧日本軍の戦闘行為について国を訴える集団訴訟は全国で初めて。
 野里千恵子原告団長は「67年の間、私たちは国に見放されてきた。これまで個々人で訴えてきたが、かなえられなかった。今回の訴訟では原告が一丸となり、希望をかなえていきたい」と訴えた。

参考
オスプレイ普天間配備「理解できぬ」 開発関与の元米高官/「空飛ぶ恥」と有力誌
【ワシントン共同=上西川原淳】 共同通信2012年8月1日
 1980年代、米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイの開発計画に国防次官補として関わったローレンス・コーブ氏が1日までに共同通信の取材に応じ、オスプレイの安全性は以前より向上したが、危険であることに変わりはなく、人口密集地に隣接する米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)配備は「危険を伴い、理解できない」と強い懸念を示した。
 米国防総省オスプレイの安全性を強調しているが、専門家や元米軍幹部らから多くの疑念が指摘されている。開発計画に関わった当時の国防総省高官も不安視していることが裏付けられた形だ。
 81〜85年に国防次官補を務め、現在は米シンクタンクアメリカ進歩センター上級研究員のコーブ氏は、オスプレイは「製造されるべきではなかった」と明言した。
 同氏によると、父親のブッシュ政権当時のチェイニー国防長官はオスプレイに関し、あまりに高額だとして開発を中止しようとした。
 しかし、ブッシュ氏の後任となったクリントン大統領が前政権との違いを出すために、軍産複合体と一緒になり開発継続を決定。海兵隊の将校は、悪い情報を報告しないよう試験飛行部隊に伝えていたという。
 コーブ氏は、全エンジン停止の際、機体降下で生じる空気抵抗で回転翼を回して安全に着陸する「オートローテーション」機能を備えているかどうか「疑念を持っている」と述べた。その上で、オスプレイ普天間配備は「必要のないリスクを冒している」と指摘した。
共同通信

◎「空飛ぶ恥」と有力誌 米国内でも安全論争
 米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイは開発段階で犠牲者を伴う墜落事故が相次ぎ、米有力誌タイムが「空飛ぶ恥」と題する記事を掲載するなど、米国内でも安全性をめぐる論議が交わされた。
 米議会調査局報告書などによると、オスプレイは開発段階の1991年、92年、2000年に計4回の墜落事故を起こし、死者数は計30人に上った。
 タイム誌は07年の記事で「30人という死者数は(人類初の月への有人宇宙飛行計画となった)アポロ計画の犠牲者の10倍に上る」と批判。開発コストも問題視した。
 米軍はこうした中で量産に踏み切り、07年以降、戦時下のイラクアフガニスタンに実戦投入した。
海兵隊は米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)に配備するオスプレイの事故率について、海兵隊の航空機全体の平均より低く「良好な安全飛行記録を持つ」(リトル国防総省報道官)と強調している。
 しかし、10年4月には空軍のオスプレイがアフガンで墜落、4人が死亡した。今年に入ってからも、モロッコ(4月)や米フロリダ州(6月)で海兵隊や空軍のオスプレイが墜落し、死傷者が出ている。
共同通信