【イタリアG8報告会&マイ・ディエン(from中国)交流会】のお知らせ

日時:  7月24日(金) 19:00〜
会場:  高円寺素人の乱12号店エンジョイ北中ホール
http://trio4.nobody.jp/keita/shop/12/index.html
報告者: 樋口拓朗
イタリアでG8があったので、2009年6月30日から7月15日までの間、最初ベルリンに寄ってからローマに行ってきました。その様子を、二つのテーマから報告します。1時間ぐらいです。その後は、中国から来日中のマイ・ディエン(ゾウ・リンホア)さんを迎えて交流したいと思います。
【テーマ1】2009イタリア反G8報告―アフィニティグループの経験から―
イタリア反G8運動にアフィニティグループを作って参加することはどのような経験だったのか、一つの実例からお話しします。この問題設定がどうして重要なのかというと、アフィニティグループこそが90年代後半以降の反グローバリズム運動の質を決定的に特徴付けているものだから、加えて、今回のイタリア反G8運動がアフィニティグループ単位の参加をあまり歓迎しない運動だったからです。そこに今回の運動の小規模性の主要因もありました。国外参加者からなるアフィニティグループの一員という立場から見えたイタリア反G8運動を報告します。
鍵語:サミットホッピング洞爺湖インターナショナルズ、キャンプ&インフォセンターの不設置、ジェノアトラウマ、暴力、シアトルから10年、
【テーマ2】食べることと、住むことの運動―ベルリン&ローマにおける実践―
2003年エヴィアンG8サミットでキャンプが発明されて以来、その後のサミットプロテストにおいて立て続けにキャンプは実践され、2008年洞爺湖G8サミットにおいても反G8運動の一つの中軸として実践されました。反グローバリズム運動におけるキャンプに賭けられていたのは、G8が象徴する世界とは別の世界を、いま、ここで遂行的に経験し提示して見せることだったといわれます。ただしそれが、G8サミットに対抗するために特設された疑似的な生活空間においてのみ実践されていたのでは限られた意味しかありません。自分自身が否応なく毎日を生きることになる生活世界こそがもうひとつの世界への掛金になっているのです。
わたしたちは日々、どのように住み、どのように食べるのか。日常的で本質的な問題にフォーカスして、ベルリンとローマにおけるユニークな実践を報告します。
鍵語:スクワット、ソーシャルセンター、コレクティブハウス、ワゴンプレース、家賃ストライキ、コレクティブキッチン、ダンプスターダイビング、アクティビスト・カフェ&バー