3.11東電前&官邸前抗議を終えてー安倍の狙いと声を上げること

★シェアお願いします★
3.11東電前、安倍辞めろ官邸前抗議をやりきった。合わせて300人近く参加。反被ばく隠し、反コロナ隠しと緊急事態宣言、安倍辞めろ、東京五輪やめろが有機的に繋がった快心のアクションだったと思います。NHKの報道です。
原発事故9年 東電前で再稼働反対訴え 市民グループなど
https://www3.nhk.or.jp/…/html/202…/amp/k10012326291000.html…

みんな笑顔の打ち上げご飯屋。でも映るTVは3.11も少なく「センバツなどのコロナ自粛や中止は仕方ないですね」の嵐。

安倍は、命や生活や経済にどんなに悪影響しても日本人は仕方ないで済ませ、巨大抗議や連帯ではなく自分の事だけ考えるかお上に従う事が、一斉休校や買い占めなどで改めてわかった、見切ったのだ。政府は信用できないとみんなが思いはじめても、政府を倒すチカラや怒りにまでは発展しない今の日本人の状態が。

中小零細企業や労働者は先に潰れても、体力のある大企業に届かなければ政権は持つということが。
イタリアのプロサッカー界などは選手自身が権利として試合を拒否したりしてるけど、日本は選手の意向ではなく上の保身のために一律に決められるという事が。
そしてたとえ五輪を延期しても、最大の目的のフクシマの隠蔽や避難解除はほぼ成功してしまった事が。政治の非情ではなく、ただ自粛と被害を垂れ流すマスコミの怠慢も拍車をかけている。なぜ史上最悪の3.11の福島事故被害はこのように騒がず、徹底的に無視する? そこに政治的選別があるというのが私たち原発避難者の怒りだ。

こういう状況だから、安倍が一番望む緊急事態=改憲にコロナを利用し尽くすと決めたのだと思う。そして適切な医療や休養の体制を国に要求、抗議する流れではなく、人の集まりを自粛させる世間の相互監視の圧力を作ったのだ。スポーツや芸能は常に国策に最初に利用されます。

そして要求や抗議をすべき社会運動集会を、運動側がセンバツ同様に屋外集会やデモまで次々中止したのも、今から見るとこの流れの影響です。まさに戦前の非国民、隣組社会と同じではないですか?
再開させる時です。

悪辣な政権は常に観測気球を上げながら私達を見ている。五輪を延期と言ったり森善郎がそれを打ち消したりするのも、世論調査の猿芝居に見える。私達には自分達の動向が政治を動かすという自覚が必要で、命と権利は具体的に動いて勝ち取るものだ。

安倍は辞めろ!五輪は永久中止!社会を変えよう!
勝ち取れるか、緊急事態で押し潰されるか、歴史の別れ目です。屋内集会を続けてきたみなさん、街頭集会へ出ましょう!コロナが拡大中の欧州各国でも、3/8国際女性デーのデモが何十万人で行なわれました。できる人から命を守るための抗議、要求行動を増やそう!今日一日で本当に色々見えました。私たちの行動で未来をきりひらこう

【10年目の3.11と、原発被ばく隠し・新型コロナ被害隠しに対するアクション企画にあたっての思い】

【10年目の3.11と、原発被ばく隠し・新型コロナ被害隠しに対するアクション企画にあたっての思い】

3/11東京行動詳細呼びかけ文→https://www.gowest-comewest.net/our-missions/yobikake/

新型コロナウイルスも、史上最悪の福島原発事故も、今の近代資本主義社会を根底から変えることが求められるていると思います。すでに世界恐慌が始まりかけており、コロナで亡くなる人も増えるとともに、感染防止対策による経済的な打撃で亡くなる人の方がさらに増えるのではないかと危惧しています。

ウイルスが人から人へ次々感染するのは、人が都市に密集して働き、長時間満員通勤をしている、経済を高速で回すための都市社会が極限に膨張した影響が大きいです。

仕事を休めるしマスクをつけられる労働者や買える消費者と、それらができない人々に分かれてしまうのは、資本主義による格差社会と会社による支配が極限まで来ているからです。さらにマスクや消毒液の会社の株を買って儲ける層も出る始末。火事場泥棒こそ資本主義の本質。

観光業の大打撃が経済全体を悪化させているのは、観光業に頼りきって地場産業をつぶし、駅前を観光地化して再開発で土地代ばかり上がり、住民を周辺に追いやってるからです。消費増税までして。

食料危機に陥るのは、地場産業と言えば農業、その農業を壊滅させ、輸入食品に頼りきってF TAまで成立させたからです。

医療崩壊を招いて健康弱者から犠牲にするのも、学校を休校させ無策への批判をかわそうとするのも、軍事と大企業を優先して医療、福祉、教育予算を削り、現場や弱者や子どもたちを国策の道具としか扱ってこなかったからです。

そして世界で一番日本政府が無策なのは、資本主義とセットの議会制民主主義が世界屈指に形骸化し、屈指の政治私物化政権になってるからです。

政権とスポンサーに支配されたマスコミが、正しい責任追及や対策を伝える力もなく現状だけ垂れ流し、人々を混乱させているだけなのもそうです。

これは国策で原発を作り続け、大事故が起き、なのに避難もさせずに事実を隠して再稼働までしている構図と全く同じです。3.11の後に変えなかったツケが今また問われています。

モノを言わない日本の人々。よって基盤の弱い社会運動。だから政権の暴走にも拍車がかかる。
諦めずに、広く手をつなぐチャンスに変える事です。

1つは、まず当面必要な政策を要求しながら、人命軽視しかしない安倍政権を辞めさせて維新を除く野党政権に変えさせ、東京五輪も中止させること。

2つは、資本主義社会を根底から変えていくこと。つまり人が平等に助け合える地域社会を作り直し、地産地消や中小企業を復活させ、長時間労働をせずに家族や友人と過ごせる時間を持てて、働けなくても生きていける福祉を充実させること。
それは原発核兵器=戦争と資本主義、それを死守する政治ではできません。共産主義、連帯経済、地域アソシエーション、エコロジー社会主義、、、何と呼ぶとしても、未来社会の創造です。

まずは政治を変えるアクションから。言いたいことを言って、私たちの混乱と重苦しさを解き放ちましょう!
10年目の3.11、東京は17時から東電前、19時から首相官邸前抗議!
3.14大阪は17時からヘップ5時計前で梅田解放区街頭集会です。集まってください。
様々な事情から来られない方も、ツイキャス生中継視聴や情報拡散でご協力ください。

そしてそうした行動の内外で、この事態を招いた資本主義ではない未来社会を構想、実践、共有していきましょう!

 

f:id:Ryota1981:20200303124800j:plain

f:id:Ryota1981:20200303124828j:plain

f:id:Ryota1981:20200303124847j:plain

 

3月22日、28日「安倍やめろ!梅田解放区」の告知文―原発被ばくもコロナ被害も隠し、緊急事態宣言を進める安倍政権にNOを

★拡散、参加を★ #安倍やめろ !梅田解放区 連続アクションへ

1:3/22(日)15~17時@梅田HEP5前ライブ  ※私達の仕事や医療補償が奪われてます。コロナ休業・失業等への全額補償や、まともな検査体制を求めて座り込みもします。椅子、要求プラカード持参をお願いします。

ヘップ5前でも17時半から音楽アピールしてデモと合流します。間に合わない方はこちらもご参加下さい。

2:3月28日はデモ開催!17時半豊崎西公園に集合、集会。森友問題で安倍・財務省は真実を語れ!アピール、コロナ問題の棄民政策を許さない!アピール。

17:50デモ出発→NU茶屋町の大繁華街を通り、ヘップ5時計前ゴール→19時までアピール

※両日とも困った時の労働組合、役所、子ども食堂などの連絡先をまとめたチラシも街の人へ配布します。組合や生活支援運動のみなさん、旗を持ってぜひ持参下さい!

<呼びかけ>

2017年6月から毎月2回「安倍やめろ!」の街頭ライブやスピーチを続ける梅田解放区です。大阪梅田HEP FIVE前で「安倍やめろ!」を軸したオールテーマで自由にアピールをしています。

命を蔑ろにする安倍政権に抗議しよう‼ 緊急事態宣言を許さない!!
意図的な感染者数隠しと被ばく隠し許さない‼
本当に市民に寄り添う中身のある対策と安心できるくらしを求める声を上げよう‼

3月13日、安倍政権は多数の反対の声を無視して「緊急事態条項」を成立させました。コロナを悪用して私権を制限し、集会やデモの自由を破壊する悪法を許すことはできません。

3月11日、WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大について、世界的な大流行を意味する「パンデミックと呼べる状態だ」と述べました。そんな中、安倍政権の新型コロナウイルス対策は十分と言えるでしょうか?
感染者は毎日増え続けるにも関わらず検査は中々進まず、先日やっとPCR検査に保険が適用されることが決まったばかりです。
感染症対策としてやってることといったら公的行事の中止、大規模イベントの自粛要請、一部の幹部との話し合いだけで決めたという休校措置、恣意的とも言える韓国・中国からの入国規制、外出を控えて家で過ごすこと、ろくに企業に徹底できない時差出勤やテレワークの呼びかけなど、場当たり的でスピード感のない感染対策で市民の不安・不信感は日に日に高まっているのではないでしょうか。

新型コロナウイルスが引き金の企業倒産、ライブイベントや春のセンバツ高校野球を始めとするスポーツイベント中止や生産体制の見通しが立たなくなることによっての特に中小企業、個人事業主への打撃、非正規雇用で働くなかまの賃金補償のない休暇要請や首切りが発生するなど経済・くらしの対策も待ったなしです。対する安倍政権の対策は融資枠の拡大・条件の緩和や企業への要請、子どもが休校したフリーランスで働く親に対する、1日わずか4,100円の程度の助成など、これといった抜本的対策を打てていないのが現状です。

しかも、安倍政権はこんな未曾有の危機のどさくさに紛れての原発再稼働や、まだまだ高濃度に汚染されているのに「安全性が確認された」として帰還困難区域の解除をしてまで、福島Jビレッジをスタート地点とした聖火リレーを強行しようとしています。
そして、「私たちは必ず、乗り越えることができる。そう確信しています」と言いながら無策をたれ流し、権力にしがみつき続けています。

市民のかけがえのない『いのち』をないがしろにして、自分たちとその仲間の金と利権だけを重視する安倍政権に激烈な抗議を、「安倍辞めろ!安倍政権はNO!」の声を叩きつけましょう! また仕事や生活への補償を要求して座り込みましょう!

♪スピーチだけでなく、ミュージシャン達による演奏・パフォーマンスもある街宣ですので、演奏を聴きに来て下さるだけでも大歓迎です♪
飛び入り参加歓迎!

コロナウイルス対策についてお願い☆
・手洗い🤲と咳エチケット励行など、それぞれができることをやっていきましょう。
・消毒用エタノール、医療用カット綿(エタノールを染み込ませてマイクなどの消毒にご利用ください)、ニトリル手袋をご用意しています。
・ご使用後のマスク、カット綿、ニトリル手袋などはゴミ袋を用意していますのでそちらにお捨てください。ゴミはスタッフが責任をもって自宅に持ち帰り処分します。
・「ちょっと体調が悪いな…」という場合は無理をしないで、動画視聴などで応援してくださると嬉しいです。
・参加途中で気分が悪くなった場合は近くのスタッフにに声をかけてくださいね。

※準備をお手伝いしていただけると大変助かります。
準備を手伝っていただける方は10分前に集合場所にお越しください。

 

f:id:Ryota1981:20200317201813j:plain

f:id:Ryota1981:20200317202022j:plain

f:id:Ryota1981:20200303125831j:plain

f:id:Ryota1981:20200303125907j:plain

f:id:Ryota1981:20200317202141j:plain



 

 

12/15「「原発被ばく隠し・2020年事故幕引きを許さない」大阪集会&デモ2へ参加を!

★☆渾身のシェア、参加お願い★☆

みなさま、「ゴーウエスト」の園良太です。
このかん様々な場所でも告知させて頂いてる、反被ばく・反原発デモのご案内です
2020年=来月から、東京五輪を頂点に3.11事故の「幕引き」の「総仕上げ」が始まります。避難区域解除、東電による避難者住宅補助金の打ち切り、汚染水海洋放出、ついに人が自力でノコギリで切断することになった超危険・超汚染を強いられる福一排気筒解体作業の「目処」。全てが来年3月末に向けて進行中。そして3/26から聖火リレーがJヴィレッジから出発します。その後7月まで私達は「復興五輪」報道漬けにされます。五輪で「復興完了」です。

冗談じゃありません!「史上最悪の事故」何も終わってない、事態は悪化してる、嘘をつくな!まさに「こんな空前の嘘と暴力の2020年は認めない!」と声を上げるのはこの12月です。梅田のヘップ5前という大繁華街へ向けてデモをします。多くのご参加をお願いします!!!

 

f:id:Ryota1981:20191202143754j:plain


★☆★☆拡散・参加を 🌱

原発被ばく隠し・2020年事故幕引きを許さない」大阪集会&デモ2

雪崩れ込むような暴力的な力で、原発事故に幕が引かれようとしています。私たちには目隠しがされ、奪われているものが見えません。
でも私たちは、避難者はここに生きている証人です。なかったことにはできません。

福島からの、関東からの、避難者たちが手をつなぎ声をあげます。街を歩きます。
どうぞともに歩きましょう。
今起きているこれはすべての人の問題です。
誰のものでもない、私たちの人生を取り戻すために。

日時:12月15日(日)13:15開場 13:30開始 
会場 : PLP会館 4階中会議室
大阪市北区天神橋3丁目9ー27 JR天満・地下鉄扇町駅徒歩5分
http://plp-kaikan.net/access/a_index.html#koutsu
参加カンパ:500円(避難者、障がい者・介助者、学生無料)
呼びかけ:Go West, Come West!!! 3.11東北・関東 放射能汚染からの避難者と仲間たち(ゴーウエスト)
https://www.gowest-comewest.net/ 
連絡先:080-4095-3319 gowest@gowest-comewest.net

当日時程 :
13時開場 13時15分集会開始 
15時15分 集会終了
15時35分デモ出発予定
16時10分、梅田EST前ゴール後、徒歩にてHEP前へ、
16時40分までHEP前にてアピール。

集会内容 :

「東電福島原子力惨禍からの避難者の訴えと賠償裁判勝利へ‼️
森松さん曰くの、「東電放射能ばらまき事件」が起きてから、矢面に立ち、ずっと声を上げ続けている方々からのアピールです。

森松明希子さん 原発賠償関西訴訟原告団代表/東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream(サンドリ)代表/市民活動をたたえる2019年度の「黒田裕子賞」を受賞。
佐藤勝十志さん 原発賠償関西訴訟原告団副代表 
なおみさん 原発賠償ひょうご訴訟原告 

関西の原発賠償訴訟は、来年本人尋問が始まります。
勝利を祈り、みんなで応援をしましょう!

◯「3.11の幕引きと放射能拡散を許さない!」

メディアには報道されない関東からの避難者たちのアピールです。これらの人は、健康被害は「ない」とされている中、被ばく被害に苦しめられ避難をしてきた経験を持ちます。
被曝とは?健康被害とは?
放射能拡散政策の持つ意味とは?
関西在住の科学者とともに、この原発事故のもたらす本質的な意味を探ります。

園良太さん(東京→大阪2016年末避難)
下澤陽子さん(東京→神戸2014年避難)
渡辺悦司さん (市民と科学者の内部被ばく問題研究会)

終わりに、下澤陽子さんの歌があります。
皆さんで歌いましょう。
♪「いつも何度でも」
♪「Believe」

〜よびかけ〜

私たちの命は私たちのもの
私たちの人生は私たちのもの

今、日本に生きる私達は、このことを噛みしめ、声に出し、そして手を繋ぎたいと思います。

東京電力が起こした原発事故からじき、9年になります。
私たちは、決して取り戻すことができない、かけがえのないものを守るため、事故のあとに、福島や関東から避難したきたものと仲間たちです。

戦争は最大の人権の侵害と言います。
今、福島原発事故後に起きている、これはいったいなんでしょうか。
私たちが進まされているこの道は、私たちへの最大にして、最も非人道的なやり方で行われている人権の侵害です。

原発事故の風化、と言われています。
違いますね。
私たちは、忘れさせられているのです。
「この現実をなかったことにする」
明白な、そうした意志の下に私たちはこの9年間、生き続けているのです。

私たちは目隠しをされています。

それは、日々様々な危機を抱え、大量の放射性物質を放出しながら進行中の原発事故に。
台風がその上を直撃しても、福一原発の状態は報道されることがありませんでした

それは、東日本全域に広がる放射能汚染に。
今回の豪雨で、川底からダムの底から山林から、多くの人々が暮らす地へ、農地へ、と移動拡散されようとしています。米国の原子力技術者アーニー・ガンダーセンは「新たな長期的な脅威」としてますが、疲れきった被災者にもたらされるこの新なる汚染に対しても、一切の警告がされる事はありません。

私たちは目隠しをされ続けています。
それは、健康な毎日を奪われ苦しい日々を送る人々に。わけもわからず、かけがえのない命を奪われた人々に。
そして痛む自分の身体に。
傷つけられていく自らに。

この目隠しは、私たちに、内部被ばくという暴力を確実に受け入れさせていきます。

希釈、処理、減容、生まれてきたそんな言葉によって、その真の脅威に目隠しがされました。私たちの生活環境は核のゴミの最終処分場となりつつあります。
放射能除染土の入ったフレコンバックの膨大な山も、福島原発の大量の放射能汚染水の入ったタンクの群も、いつの間にか消えていこうとしています。薄めて、安全、とされ環境中に、流され、燃やされ、回されて行きます、

「同化」と裁判長は言いました。
すでに放射性物質は土と同化し、東京電力などではなく私たちが所有しているもの、となりました。そんな判決も、この国の司法によって下されました。

直視するなかれ
忘却せよ
放射能と共存せよ

届いてくるメッセージ。
着々と、止まることなく、この9年の間に、内部被曝と言う暴力は、私たちの中に侵入していきました。

私たちが、この目隠しを剥ぎ取り、守りたいもののために真実と向き合うと何が起こるでしょう。

「避難者への賠償を認めることは、国土を不当に評価すること」。原発賠償群馬訴訟での国側の避難者中傷です。
この国では、受け入れされられる放射能汚染、被ばくに言及をし、自らの、いのちの問題として語るとき、国の代理人はそう言い放つのです。

それは風評被害と呼ばれます。
それは復興の妨げと言われます。
それは「不安を煽る」と言われます。

「この現実をなかったことにする」意志を持つ加害者のさせる目隠しの下で私たちは自ら、互いに、この目隠しを受け入れ合い、生き続けさせられているのです。

私たちは一切の罪を問われなかった加害者の下で、いつまでこの目隠しを受け入れ続けますか。
28万人。人口動態調査、などから事故後に放射能由来で亡くなった人の数を、琉球大学名誉教授の矢ヶ崎克馬先生は、そう割り出しています。
そしてその裏にどれほどの体調不良で、疾患で苦しむ人たちがいるのでしょう。
能力減退症。三田茂医師は首都圏の多くの人に起きている現象をそう名づけ、被曝の脳への影響を語ります。

奪われ、傷つけられる大切なものに目隠しがされながら私たちが歩まされる先には、その目隠しの総仕上げとしてのオリンピックが、もう、目の前に待ち受けています。

2020年、福島第一原発事故の幕引きが終了されようとしています。

この幕引きの後に開かれる私たちの未来は、一体どんな未来でしょうか。
それは、いつか来た道ではないですか。

この命は、人生は、私たちのもの。
それを守るために、私たちは避難をしました。
この、守るべきものが、個々が、命が、最も大切にされる未来を、私たちは取り戻したいと思います。

私たちは声を上げ、デモをする避難者です。
私たちは、沈黙することがもたらすことの恐ろしさを、感じているからです。

集会では、矢面に立ち先陣を切って声を上げ続けている福島からの避難者の方々※、そしてメディアに目隠しされた存在である関東からの避難者たちが、手をつなぎ共に訴え、街を歩きます。

多くの人に、目隠しの存在を知らせ、この酷い暴力を、人権の侵害を、止めたいと願います。
人間のしている事は人間が止めましょう。人間の力を信じましょう。

どうぞみなさん、この手を共につなぎましょう!

原発賠償関西訴訟原告団代表の森松明希子さん、副代表の佐藤勝十志さん、がアピールされます。裁判は来年本人尋問が始まり大きな山場を迎えます。どうか応援よろしくお願いします

「天皇個人と人々が直接強く結びつく」という新現象を批判し、天皇制を無くすために

天皇代替わりや天皇発言に、人々が次々共感していく現象。これは何なのか、どう批判すればいいのか、新聞社で話し合いました。恐らく原則的な批判や「天皇の狙いをあばく」だけでは届かない、新しい打ち出しが必要だと。

?天皇代替わりの何が問題か

視点―4月1日新元号発表、30日退位・5/1即位と10連休。天皇が直接政治を左右する憲法違反。それを利用した政府の統治強化。あまりに露骨で大規模なので、本来天皇制を問題化し、なくす好機。
ところが報道は天皇賛美特集一色(裕仁含む)。リベラル系知識人も「天皇の気持ちをおもんばかる」競争。社会運動からは「天皇と安倍政権が対立している」と支持する幻想と願望が次々と出た。
 これは天皇が、天皇制永続へと発言を増やすことに対し、「天皇がガチガチに縛られているのがかわいそう、自由に動いていいじゃないか」という形で共感されたからだ。「天皇個人と人々が直接強く結びつく」という新現象であり、それに沿った分析・批判が必要(12/26編集会議)。
これは非常に危険。実態は天皇と安倍、アメとムチによる人民支配。

※なぜそうなるか? 
・人々の経済的・精神的な不安がどんどん強まっていることが背景にある。自己が空虚だから神(または共同体を象徴するヒト)に思い入れ、すがりたくなる。社会運動も15年戦争法案反対を最後に、大衆的で開放的な盛り上がり・展望を失っているから。
天皇宮内庁は、それを分析・利用して発言している。

→「すがりつく自分って何なの?良いの?」と問い直すことから始まる。
そして「天皇が不自由だと思うなら、天皇制自体を無くせばよい」(16年11月三鷹、代替わり発言後初のデモ初参加者)に立ち戻る。
天皇制の戦争責任にも戻っていく。

天皇賛美は、超特権階級や女性差別を認める差別の温存。10連休の被害者は低賃金労働者。
天皇の動きの賞賛は、民衆の自発的服従。ナルヒトはLGBTQ支持などもするだろう。「安倍政治が酷すぎる=天皇発言はマシだ」。この連鎖で人は自ら社会運動で現実を変えることをしなくなる。

そう、世界は私たち一人ひとりが主人公であり、私たちが変える。そこに神=天皇制はいらないのだ。(続く)

越年越冬に、10年前を思い出して――「現実的に何ができるのか」だけではなく、「自分は本当はどんな世界を望むのか」からやり直そう。

安倍独裁政権が続き、「何をしても無駄だ」という諦めと、人と人との分断が進んでいる。だけど「世の中は動く時は動く」と思い出しておきたいことがある。今のフランスだけではない。10年前の日本だ。

昨日と今日、各地の越年越冬炊き出しに参加して、何度も2008年の年末年始を思い出した。リーマンショック後の反貧困運動のピーク、日比谷公園の「年越し派遣村」だ。株が大暴落する今も、状況は実は同じ、大不況の始まりだ。

反貧困/フリーター運動が2006年後半から盛り上がり、リーマンショックで大量の派遣切りが予想された。富豪ぶりを見せびらかす首相麻生太郎には何もできない感が高まっていた。

そんな中、運動は、失業者を守るべき厚生労働省の目の前・日比谷公園に、テントを建てる計画を急速に進めた。労働組合などが山谷に学びながら、炊き出しも始めた。
08年の12月30日に派遣村は始まった。31日は最大限人々が集まった。その具体的様子はhttp://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20090103/1236067729
(山谷は当事者を含めた共同炊事・共同闘争だが、派遣村は当事者を支援の対象にしかしていないという批判もあった。)

そして紅白歌合戦の合間のNHKニュースで実況中継された(年末はニュースが少ないから。半ば主催者が狙った)。それでヤフーのトップニュースに出て、アクセス集中でブログがパンクしたほどに。
年明けて、寝ずに六本木のテレビ朝日へ行った。元日夜中恒例の「朝まで生テレビ」は反貧困特集。何と湯浅誠雨宮処凛首都圏青年ユニオンフリーター労組が出演した。僕は客席に参加した。客席が映された時、友人がお腹に仕込んでいた「ギリシャ暴動に続け!」という横断幕を出したから一緒に持った。全国放送でだよ。

世の中は動くときは動くのだ。

1月2日。「いつまで寒空の中外にいさせるんだ」世論の批判に耐えられなくなった政府は、ついに厚労省の1階の大講堂を開放した。野宿者・失業者・支援者数百人が、布団を持って大講堂へなだれ込み、占拠した。興奮して友人と話し合ったのをよく覚えている。
マスコミの報道 http://www.asahi.com/special/08016/TKY200901020056.html

1月4日。全ての野党が日比谷公園に集まり、座り込む群集を前に貧困対策を誓った。議員に拍手し真っ先に喋らせる今の国会前集会とは違う。「お前らちゃんとやんのかよ!」と野宿者が罵声を飛ばし、議員が「はい、やります!」と答える。本来あるべき姿ーー「大衆団交」だった。

世の中は動くときは動くのだ。

その後。派遣村は当初の予定通り1/5で撤収した。国が動きそうだし、滅茶苦茶大変でもあったから。
だが僕らはテントを残すべきだと思ったり、言った。これで「国の貧困対策」はできるかもしれないが、
・東京ど真ん中に自律的コミュニティを作ることこそが社会を根底から変える
・日比谷占拠のような直接圧力があり続けなければ、国はまた態度を変える
という思いからだ。

とにもかくにも麻生の支持率は下がり続け、8月衆院選で惨敗、民主党政権交代。反貧困運動はその原動力となったのだった。
だが次第に民主党も悪政を強め、3.11原発事故で批判が爆発。社会を根底からは変えられなかったため、自民党・安倍が再び政権につく悪夢が始まったのだった。

2019年1月1日。今も大阪、東京、全国で炊き出しとテント闘争がある。色々大変だが、やはりテントがある運動は本当に強いなと思う。社会から問題が見える。人と人が繋がれる。そこにいるんだという気迫が伝わる。辺野古もそうじゃないか。

今年は春から選挙、天皇代替わり、大阪G20改憲国会が立て続く。安倍は絶対に改憲するために、3つの計画を練っているという。

・夏の参院選衆院選との同時選挙にし、G20で「北方領土返還の成果を取った」と喧伝して勝利する。それで参院も3分の2議席を取り、秋に悠々改憲発議。
参院選の前に、天皇代替わり〜改憲国民投票までナショナリズム全開で一気にやってしまう
参院選衆院選改憲国民投票を全部同時にやる。

マジで何でもありだ。全てはつながっている。天皇代替わり、大阪G20改憲は全て戦争と資本主義のための、許されないものだ。だが今のところ、安倍と天皇は全ての狙いを押し通してきた。

それでも私たちは、これまで通りの集会・デモ・街宣だけを続けるのだろうか。終えたら無関心な人々にまみれて家路につくのか。「逮捕されたら大変だ」で考えや行動を止めてしまうのか。もういいだろう。
「現場」を作ろう。座り込もう。テントを張ろう。もっと人の多いコースでデモをしよう。場所はある。勝ち取るものだ。10年前のように。今目の前の越年越冬のように。

これはもう一つの大問題、3.11原発事故も同じ。健康被害が急増している。避難が必要だ。でも支援が無くて動けない。避難者もバラバラで生活苦だ。なら固まるんだよ。みんなで移動し、場所を空けさせるんだよ。今の西日本の公園、役所、企業。ガラガラじゃないか。
3.11直後のさいたまスーパーアリーナ新宿駅・東京駅、都庁、避難者団地のように、そこを避難希望者で埋め尽くすんだよ。生活で困り孤立する人々もそこになだれ込むんだよ。

土地は誰かのもの、まして権力者や金持ちのものでは決してない。苦しむみんなのものだ。

「○○さんを当選させよう!」だけに埋もれずに、そうした想像力をよみがえらせ、行動すること(両立させること)が、今年一番必要なことだと思います。「現実的に何ができるのか」だけではなく、「自分は本当はどんな世界を望むのか」からやり直そう(この言葉は人からの引用)。
この、厚労省講堂を埋めた1枚目の写真のように。