【シェア歓迎:今私たちに必要なこと】1:運動の要求・スローガンを今から「安倍も自民党もいらない。野党連合(維新除く)に政権交代を!」にすること/2:次の段階として、天皇制・戦争責任・自衛隊・日米安保・資本主義…を私たち自身が変えること

安倍政権の崩壊が現実的になってきて、今私たちは1安倍政権を倒すこと、2より根本的な
変革を行なうこと の両方を進めていく時だと思います。安倍の退陣で終わらせてはいけない。
1はすでに活発化しているので、2の方法を1を見据えながら提起したいと思います。

<段階1:運動の要求・スローガンを今から「安倍も自民党もいらない。野党連合(維新除く)に政権交代を!」にすること>

1:安倍の悲願の憲法改悪は、自民党全体の悲願だから。
2:若手ホープ小泉進次郎は、沖縄名護の最悪の不正選挙で先頭に立った最悪の人間だから。
3:安倍の急失速要因の背景は、南北朝鮮会談と米朝会談が発表され、「ミサイル危機」の嘘をすぐには煽れなくなったこと。しかし朝鮮攻撃・憎悪・差別は、戦争責任者の一族が揃う自民党全体の体質。まず自民党を倒すことから、経済制裁の中止、朝日国交回復。そして日本社会の根深い朝鮮差別・在日朝鮮人差別の根絶へ!
4:安倍急失速要因のもう一つの背景は、残業代ゼロ法案に失敗し、経済界に見放されたこと。自民党とは元々財界の願いを叶える政党。次が誰でも、財界言いなりの格差拡大政策は間違いない。むしろ安倍の復古主義的イメージとは異なるように見せながら、格差拡大=新自由主義政策はより激烈に進めかねない。また改憲は抑えつつ、自衛隊海外派兵・戦争は「国際貢献論」で進めかねないから。(極右ルペンに勝ったフランスのマクロン大統領がそうです)

少なくとも09年の民主党政権は問題や限界もたくさんありましたが、今よりは官僚の権力を抑えて色々やりました。市民運動からも閣僚へ入った(良し悪しはあれど)。
「安倍しかいない、自民党しかいない」が、この6年+戦後70年で作られた人々の「消極的現状支持」の正体。まだ安倍の支持率が39%もあるのはその影響でしょう。「そんなことはない」と代案を示すのは今です。
また私たちが声を強めることで、民主ではなく共産や社民に力を持たせる連合にすること。でなければ政策全体が右寄りになり、例えば小池・前原のような財界政治家に残業代ゼロも通されかねない。

また僕は原発避難者の運動をしてますが、12年の「子ども被災者支援法」を凍結し、帰還政策を一気に進めたのは自民党です。毎年1兆円もの復興予算は巨大なゼネコン利権と化しました。
その結果事故は隠され、汚染地の住民は健康被害と死者が激増し、避難者は生活苦の極みです。「放射能殺人政策をしているのは自民党だ。自民党自体を無くして、復興政策を避難政策へ!」。反原発や避難者も声を大にして言う時です。

14年に始められた辺野古米軍新基地建設もそうなのは言うまでもありません。

09年も、去年の韓国も、選挙で政権交代しました。安倍の悪政=自民党の悪政。それを明確にした上ですぐに解散総選挙を行なわせ、自民党を大敗、自民は解散させましょう(むろん選挙しなくても、私たちの実力で政権交代できるならその方がいい。その歴史を絶対に作った方がいい。手法はあるのか、誰か教えてください)。

<2:次の段階として、天皇制・戦争責任・自衛隊日米安保・資本主義…を私たち自身が変えること>

森友学園は8億円の値引き問題だけではありません。天皇制を賛美する軍国教育を叩き込む学校を、首相夫妻・政権党・財務省文科省大阪府…と、国家ぐるみで作ろうとしたことが本質です。
この国はアジアへの侵略戦争の最高責任者・天皇が何ら責任を取らず、今も「国の象徴」と居座っています。これが、政治家や官僚が何事も無責任なことや、原発事故に誰も責任を取らないことの理由です。そして日本が戦争を反省せず、今もアジアを敵視している理由です。だから森友の教育が生まれた。

安倍が「9条に自衛隊明記」と言うのは、20世紀は普通に言われていた「自衛隊違憲、不要」を今や誰も言えなくなったことを利用したいからです。
沖縄の基地は日米安保の犠牲です。そして「残業代ゼロ法案」は、企業家が労働者を雇い、搾取、競争に勝ち抜く「資本主義」体制を、「死ぬまで働かせなければ維持できない」所まで来てしまったからです。米国トランプ政権も同様です。

だから今こそ私たちが「天皇制・戦争責任・自衛隊日米安保・資本主義ももういらない」ときちんと主張していくのです。これは今の野党が言えないことです。改良主義で済む時代ではありません。欧米の若者運動は社会主義を学び、主張し始めています。世界的な視野を持ち、この危機を根本的な変革へ結び付けていきましょう!

そのために、3月25日12時〜梅田ヘップ5前で「梅田解放区:改憲させずに未来をひらく市民アクション」を開催します。自民党党大会当日です。色んな行動とともに、ぜひ以下の呼びかけ文を読み、集まってください!

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「梅田解放区」

3月25日(日)12時〜13時「改憲させずに未来をひらく市民アクション」@梅田ヘップファイブ前
4月からは、第2土曜、第4土曜18時〜19時半。4/14、4/28、5/12、5/26、6/9

私たちは昨年6月の「共謀罪強行採決前後から、大阪梅田HEP前で、原発、戦争、基地、差別について反対の声をあげてきました。また日本社会の朝鮮・韓国に対する差別に抗議してきました。

自民党が来年初頭に実現をと狙う憲法改悪をさせてはいけない〉  

昨年、安倍自公政権は突然の解散総選挙を行い、議席を維持しました。森友・加計学園疑獄などを吹き飛ばし、政権を維持するためだけの不意打ちです。しかしそれをって「全てが支持された」と言い張り、今国会の初日に「改憲を実現する時だ」と宣言しました。憲法9条がどのように変えられても、自衛隊が海外で大規模な人殺しを始めることになります。私たちが抗議の声を上げなければ、政権は何でも好き放題をするのです。

今年度予算案は、教育・福祉・医療予算が過去最大に減額され、軍事予算が過去最大になりました。4月には「残業代ゼロ法案」が国会に出され、私たちに過労死を強制してきます。安倍政権と経済界は、私たちの生活に使われるべきお金を全て侵略戦争と富裕層の優遇に回し、私たちに不満や苦痛を与えています。しかし「隣国が攻めてくる」と煽ることで、問題をすり替え、不満や苦痛をそこに向けさせています。政権の嘘を見抜き、一緒に平和と平等を求めましょう。

<朝鮮への憎悪と攻撃を許さず、アジア侵略への謝罪と賠償を>
日米の政権は、朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)への排外主義を煽り、憲法改悪やあらゆる悪政の原動力にしています。安倍首相は平昌五輪に乗り込み「米韓軍事演習をやってくれ」と求めました。先に毎年大規模な戦争演習をしているのは米韓であり、それを誰よりも安倍政権が求めています。日本もアメリカも核兵器禁止条約に反対しています。そんな日米が朝鮮の核開発だけを批判する資格があるのか。まず自らの核の廃絶を明言しなければなりません。

日本は明治近代において、朝鮮半島を支配し、中国侵略をしてしまいました。それが世界戦争につながりました。日本社会は、他国への支配や侵略の事実を忘れて、再び朝鮮・中国を差別し、攻撃する政治がはびこっています。日本軍「慰安婦」の強制連行と被害は歴史の事実ですが、それを否定し、被害者を誹謗中傷する風潮が私たちの社会を覆っています。そして朝鮮総連本部を右翼が銃撃しました。
この間沖縄で米軍機が墜落し続けているのは、日本も無茶な戦争訓練を激化させているからです。しかし住民がいくら飛行停止を求めても米軍機は我が物顔で沖縄を飛び回る。辺野古の米軍基地建設や南西諸島の自衛隊基地建設は強行されている。全てが許せません。


<政府の構想を見抜き、私たちの未来は私たちが創ろう>

ここで、政権が実際に公表している戦略を確認しましょう。3月25日の自民党党大会が改憲案を発表する節目です。その前後に米韓軍事演習が開始されうるため、全国で避難訓練も強行されます。「朝鮮が攻めてくるから、改憲が必要だ」という嘘で最大限人々を煽ることは確実です。そして4月から改憲案の与野党「合意」へなだれ込む。「合意」を強行したら、国会閉会後に今にも戦争が始まるかのように言い立てて危機感を煽り続け、19年には国民投票で「勝利」し、20年改悪憲法を施行させる。長期政権に持ち込む。

このようなもくろみと並行して、19年5月1日に天皇代替わりを行い、その前後を「お祝い」で10連休にする検討をしています。その狙いは天皇制の永続と、5月1日のメーデー・3日の憲法記念日を無効化することです。政権と天皇は同じ戦略の下にあります。
2020年夏に安倍政権と新天皇東京五輪を行い、世界に向けて「福島原発事故は完全に終わった」と宣言します。そのために、19年中に福島県の最後の避難区域を立ち入り自由化しようとしています。全ての避難者支援も打ち切られました。原発再稼働も次々進めています。こんな空前の茶番と殺人政策を認めず、「史上最悪」の福島原発事故の被害を全て明らかにさせましょう。 

原発、戦争、基地、差別はいりません。朝鮮や中国への敵視をやめ、核と武力による世界支配を終えましょう。日本の戦争犯罪を認識・謝罪し、アジアに誠実に向き合いましょう。アジア・世界の人々とともに、この世界を変えましょう。天皇侵略戦争の最高責任者であり、あらゆる差別の頂点に位置しています。今こそ、天皇制をなくしましょう。
私たちは皆さんに呼びかけます。まずは3月25日の自民党大会当日、12時に梅田HEP前に集まり、彼らが提示する最悪の未来像=改憲に反対しましょう。そして4月以降も第2・第4土曜18時に集まり続けることを通して、真にみんなのための平和で平等な未来像を求め、創り出していきましょう!