自分が特に参考にしているブログ/悪魔兵器「即時グローバル電撃」続報


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http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20100506/1273130611 で紹介した悪魔の兵器の続報がまわってきたので、転載しますね。
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<2010年5月メール通信2>

『核不拡散条約(NPT)再検討会議、その一方で・・・』

2010年5月9日
池住義憲
(末尾に5月の講演予定
などを付記しました)

5月3日から、ニューヨークの国連本部で核不拡散条約(NPT)の再検討会議が始まっている。オバマ米大統領が昨年5月、チェコプラハで表明した「核のない世界」実現にはずみをつけられるか、そのための実効性ある最終文書採択で合意できるかまたは議長声明などにとどまるかが焦点となっている。NPTに加盟していない核保有国のインド、パキスタンイスラエル、それにNPT脱退宣言をしている朝鮮民主主義人民共和国が不在の中で、核軍縮機運を軌道に乗せることができるかどうかがポイントだ。

会議は、すでに各国高官やNGO等の演説・プレゼンテーションが終わった。5日には、核兵器保有する米国、英国、フランス、ロシア、中国の5カ国が核保有国として核軍縮に向け「誠実に交渉を行なう」(NPT第6条)という義務を果すことを強調した共同声明を発表した。明日(5月10日)から三つの委員会(核軍縮、核不拡散、原子力平和利用)にわかれて実質討議に入っていく。会議は今月28日に全体会合を行い、閉会する。

その一方で、日本ではあまり報じられていないが、同時並行して米国が進めている重要な動きがある。去る4月23日付ニューヨーク・タイムズ紙は、オバマ大統領が現在の核兵器に替わる新兵器の配備を検討している、と報じた。

新兵器の名前は、「プロンプト・グローバル・ストライク(Prompt Global
Strike, PGS)」。日本語では、「即時地球規模攻撃」と呼ばれている。一言でいえば、地球上の何処へでも、米国から一時間以内に到達できる新世代の”通常”兵器だ。早ければ2014年に配備開始を想定している。現在、国防総省が開発を進めている。この計画は、ブッシュ前大統領時代から構想されていたものだ。
内容は、こうだ。第一ステップとして、米国本土から長距離ミサイルを10万6千メートルの高度に打ち上げる。第二ステップは、このミサイルから切り離された極超音速グライダー(音速の20倍)が、人工衛星からの情報によって指示された目的地点上空へ進む。そして、第三ステップ。高精度なピンポイント攻撃機能を持つ極超音速グライダーが、455kg程度の非核弾頭ミサイルを発射。敵地の地中深くにある敵基地を破壊する。第一ステップから第三ステップまでの所要時間は、精々一時間程度。

これが配備されると、どうなるか。米国は、イランの核開発施設やタリバンの主要基地など米国が脅威と判断するところは何処でも、攻撃・破壊することができるようになる。全世界の標的を 射程に入れた攻撃兵器とな
る。しかも、攻撃の判断から一時間以内に。核兵器に替わるあらたな兵器による「軍拡」競争の始まりとなる。

これに関連した日本の動きは どうか。前自公政権は、2008年、”安全保障”を宇宙開発利用の柱に位置づけて宇宙基本法を制定した。これに基づいて、以後、宇宙関連予算を急増させている。民主党中心政権になっても変わらない。この分野は、「事業仕分け」の対象になっていない。

政府は、本年度、宇宙関連予算のうち、どれくらいの税金を軍事分野に投入しているか。まず、防衛省防衛省の宇宙関連予算は、弾道ミサイル防衛(MD)で使う迎撃ミサイルの日米共同開発や衛星通信の利用などで609億円強。それに加えて、内閣官房が運用している情報収集衛星に635億円強。合わせて1,245億円だ。

日本経団連は、先月(4月)発表した提言のなかで、?現在3機体制の情報収集衛星を10機以上に増やすこと、?ミサイル発射を探知する早期警戒衛星を保有すること、?年末に政府が策定予定の「防衛計画大綱」や「中期防衛力整備計画」に軍事衛星などの宇宙利用を盛り込むこと、などを現政権に迫っている。

核兵器は、完全廃絶しかない。「不拡散」は入り口。目標は核保有国の核兵器完全廃絶だ。地上100キロ圏と宇宙スペースを使った核兵器に替わる新兵器「即時地球規模攻撃」も。

まだある。クラスター爆弾も、劣化ウラン弾も、白リン弾も、ナパーム弾もいらない。マスタードガスおよび神経ガス等の科学兵器も、いらない。無差別に市民を巻き込み、不必要に多大な苦痛と傷を与えて殺戮する兵器はジュネーヴ条約違反であり、すべて廃絶する必要がある。

以上

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【5月の講演日程:池住義憲】
●東京教区正義と平和委員会設立20周年記念 講演と交流の夕べ
日時: 5月15日(土)13:00〜17:00
会場: 真生会館1階会議室(新宿区信濃町33、電話03−3351−7121)
(JR信濃町駅北口徒歩1分)
内容: 『4.17イラク派兵違憲判決と平和的生存権
(講演時間は14:15〜15:15。その後、森一弘司教と16・15まで対談あり)
主催: カトリック東京教区正義と平和委員会(連絡先:03−3991−2101)
●桑員九条の会 第6回総会記念講演会
日時: 5月16日(日)13:30〜16:00
会場: 日本キリスト教団桑名教会(三重県桑名市新築52、電話0594−22−4793)

近鉄名古屋線名駅より徒歩約10分)
内容: 『9条のある国がすてきだ!〜〜名古屋イラク派兵違憲判決報告』
主催: 桑員九条の会(問い合わせ先:090-1095−3115)
資料代: 700円(高校生以下無料)

●一般の方々で大学聴講希望の方、詳細情報ご希望の方はご一報ください(→ikezumi@mtb.biglobe.ne.jp
)。
立教大学大学院(池袋キャンパス)
『フィールド・スタディ』ほか 木曜10:45〜12:15、13:15〜15:00
津田塾大学小平市
『国際保健論』 水曜14:40〜16:10 
南山大学名古屋市
『地域社会と人間関係』 月曜13:30〜16:45
『民族問題と人間の尊厳』 金曜15:15〜16:45
☆南山短期大学(名古屋市
『国際関係論』 火曜13:10〜14:40
愛知県立大学大学院(サテライトキャンパス)
『国際保健福祉論』 土曜13:30〜16:30(変則日程)