サヨナラ2009!――路上から星空を見上げるために

ツイッター始めました。http://twitter.com/ryota1981です。よろしくです!



映像は、12月26日の新大久保での「朝鮮人・外国人攻撃デモ」に http://www.zaitokukai.com/modules/news/article.php?storyid=319
反対して集まり、デモ隊の前で声を上げた時のものです。これからもぜひそれぞれが抵抗を★ 「ヘイトスピーチに反対する会」も始まっています。http://livingtogether.blog91.fc2.com/

今年が終わる。
お世話になったみなさま、本当に本当にありがとございました。
貯金がほぼつきたから年明けから仕事をマジで探してやります。

運動に順位なんてつけられる訳がないけど、僕がかかわったもので印象深かったものを上から順番にフラッシュバック。今年を振り返ります。
もちろん運動はみんなで作るものだから、関わった人すべてのストーリーが他にもあることを付記します。
そして明日からはゆっくりできるからこれからのことを書いていきたいよ。それではみなさん、よいお年を!

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★1:「年越し派遣村」の日比谷公園から厚生労働省講堂への大移動・占拠(1月2日)
http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20090103
現場にいて、今年最大のダイナミズムだった。たった3日間で講堂を開けさせ400人が大移動、刻々と移り変わる状況と判断、講堂を埋め尽くした<仲間とわたしたち。>この日比谷の大規模な「占拠」「自治」「共同」がもし今でもずっと続いて広がっていたら、本当に日本は変わったかもしれない。政権に成果を吸収されるのではなく運動こそが主役だ。それはこれから、みんなで。

★2:フリーター労組の共同代表になったこと(7月19日)
http://freeter-union.org/union/principle.html
ちょうど『生存ハンドブック』を出版した時期でもあって、この組合は何て面白い人たちが集まってるんだろうとあらためて思ってた時でもあった。この、生か死かの時代に都市でつながり行動していくってどういうことか。それを(同世代の)3人で協力しながら代表してくってどういうことか。全てはこれからだ。

★3:「生きることは犯罪じゃないinわらび」行動@埼玉・蕨(4月11日)
http://www.mkimpo.com/diary/2009/hana_superior_09-05.html
右翼や排外主義の問題は前からあったでしょう。けれど今年の危機感は
ここから始まったと思う。中学生の家と学校の前をデモで「外国人は出て行け」。そこに怒り呼びかけた人たちの勇気。初めて目の前にした時の驚き。反対したら僕らの仲間2人が逮捕されてしまったこと。その後の救援活動の辛さ。まきおこる賛否両論、でも確実にこの事件が彼らの問題を運動内と社会へ広めた。

4:「戦犯ブッシュを裁く!11.3緊急アクション」@水道橋(11月3日http://a.sanpal.co.jp/r-festa/bush.html
オバマ来日抗議アクション」in六本木サントリーホール(11月14日)http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/20091114/1258213309反ブッシュデモは、デモとしての面白さ、盛り上がりは僕が関わった中で今年有数だったと思うし、そういう評価も多かった。
ブッシュの来日なんかが許される日本がまだどれほどおかしいかということ。100万人殺したアイツが東京ドームの中=目の前にいたということ。そこにケリをつけられない現状は、そのまま日米の戦争体制が今も続いてることを明らかにしてるんだ。そうしてオバマの所に直接行ったことにも、これからの可能性があると思う。

5:「反戦抵抗の祭<フェスタ>09」デモ@新宿(11月29日)
http://a.sanpal.co.jp/r-festa/
いつの間にか今年のぼくは全体を取りまとめるような役割になっていた。2年前がスタッフ初参加なのにね…。
民主党歓迎ムードの中で、それを乗り越えなきゃいけないテーマを全て出していく。特に「反戦」ならそれをやらなきゃ絶対ダメだ、ということで9月からみんなで踏み出してきた――サウンドデモも定式化してきた――中での「抵抗の発明」。最初はしんどい作業、チャレンジだったよ。「過激」って言われるだけなんじゃないかってね――。
その後沖縄の基地軋轢やオバマの来日が見えてきたことで問題はハッキリしてきた。そして苦労はデモの盛り上がりで救われたと思う。一つひとつのテーマはまさにこれからだ。

6:「ないかくだとうデモ」@新宿(2月8日)
http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20090214
今年一番緊張したデモだった。「内閣打倒」を正面から掲げた集まり、デモ――国と最も正面から対決すること――は少なくとも僕は初めてだったし、ほとんどの人がそうだった。
どんな弾圧をくらう? まわりの反応は? 出発場所の大久保公園はまるで公安に囲まれるかのようにまっ平らな場所。だから印象深い。でも無事にやりきったし、手作り楽器隊とコースが良かったし、このテーマはまた必ずやるべき時がくるからさ!

7:「自由と生存のメーデーサウンドデモ@渋谷(5月3日)
http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20090529 
プレカリアート運動」の最後のピークは派遣村だったのだろう。新しいものを打ち出していくべきときだった。何よりたくさんの苦しむ当事者と一緒につくるべきだった。そこまではぼくらはやりきれなかった。「生きることは犯罪じゃない」の弾圧への救援活動と重なってマジで大変だしキツイ時期だった。
でも、さ。そういう過渡期や試行錯誤は必ずあるんだよ。全て終わって最後のDJアフターパーティーでぶっ倒れたときに上げた、うおーというおたけびやキム・ソンハと叫んだ「徴兵反対!!」は忘れられない。

8:靖国神社反対デモ:
アキヒト天皇制20年「戦争国家で安心安全」を問う8.15行動(8月15日)
http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20090816
これが「ファシズムの誕生」だった。靖国手前の道を曲がるぼくらに襲いかかった400人の「在特会+野次馬的な若者+プロ右翼」。真夏のストリート。詳しくは上のリンクを見て下さい。変えていこう!

9:「スピークアウト&デモ:イスラエルは占領とガザ侵攻をやめろ!」デモ(1月11日、新宿)
http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20090113
パレスチナ攻撃の本質は、変わる世界秩序の中で、youtubeなどの広がりの中で、「対テロ戦争」の暴力性が誰にも見える形で爆発したことだと思う。イスラエルはありえないほどの集中攻撃だった。それが見えなくさせられる「イメージの戦争」を突き破り、ガザ―アフガン―ソマリアをつなげ、戦争による搾取、搾取のための戦争を、来年こそ無くしていきたいんだ。

10:フリーター労組キャバクラユニオン交渉、争議
http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/20091223/1261514854
まだ詳しくは書けないけれど、フリーター労組の未来像が、孤独なぼくらの未来像があった気がする。ぎりぎりの中で共感しあい助け合う、知恵を出し合う、地位も立場も関係ない。メディアに出ているのは表面だけだった。きっと年明けから、大変なことも色々あるだろうけど、色んなやさぐれた羽を広げていくためのチャレンジが始まるはずだ!