1月18日再稼働絶対許さない、16日六ヶ所再開に絶対反対!

全く、どれもこれもありえない!権力と資本家を倒すしかないんです、根底から腐っているんですから。

東京の杉原浩司(福島原発事故緊急会議/みどりの未来)です。
[転送・転載歓迎/重複失礼]

1月18日(水)に開催される第7回「ストレステストに係る意見聴取会」(16:15〜19:15)の案内が出たのですが、保安院は傍聴者を締め出し、別室をしつらえるという暴挙に出てきました。
http://www.nisa.meti.go.jp/shingikai/800/29/007/240118.pdf

傍聴申し込みは16日(月)17時です。私は、「同室での傍聴を希望」と添え書きして申し込むつもりです。可能な方はぜひ傍聴してください。

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★傍聴希望は、1月16日(月)17時まで氏名(漢字及びカタカナ)、職業(所属、役職)、連絡先(電話番号・FAX番号)、プレス・一般傍聴の別を必ず明記の上、件名を「第7回発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価に係る意見聴取会」とし、FAXまたは電子メールで登録

<申込み(問い合わせ)先>
原子力安全・保安院原子力安全技術基盤課 林田、田尻
TEL:03-3501-0621 FAX:03-3580-5971
e-mail:qqnbbf@meti.go.jp

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本日14日(土)の日経新聞朝刊(1&5面)に「大飯原発の安全性十分」「ストレステスト 保安院、初の判断」「再稼働、地元了承カギ」の見出しのもと、保安院は「大飯原発3、4号機のストレステスト評価結果について、妥当とする方針を固めた。18日に開く専門家の意見聴取会に評価案を提示する」との記事が掲載されました。一方で「手続きが先行するのは大飯原発だが、政府がひそかに『再稼働1号』と期待するのは四国電力伊方原発3号機」などの言及もあります。

三菱重工から献金を受け取った3委員の「利益相反」が問題化する中で、保安院は、傍聴者を排除してまで、あらかじめ決めたスケジュールを強行しようとしています。

この間、傍聴や経産省前などでのチラシ配布などに取り組んできた「福島原発事故緊急会議」は13日(金)午後、以下の抗議・要請書を経産省広報、意見聴取会事務局、枝野経産相国会事務所あてにファックスし、報道関係者にも公表しました。 後ろに保安院、枝野経産相の要請先を付けましたので、皆さんも緊急に要請を集中してください。「八百長テスト」の茶番を許さない声をあげてください!

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<抗議・要請書>

経済産業大臣 枝野幸男 様
原子力安全・保安院長 深野弘行 様

「ストレステスト意見聴取会」について傍聴者締め出しの撤回と「利益相反」委員の解任を求めます

 福島原発事故により、地球上の大地も川も海も空も食物も放射性物質で汚染し、福島では多くの人々が生活と仕事とふるさとを奪われ、今なお高線量の中で生活しいつしか白血病やがんを罹患するのではとおびえて生活しています。かつその被害は福島に限りません。
 このような大事故はなぜ起こったのでしょうか? 私たちは、福島原発事故の原因究明に関心を持ち、種々の審議会や報道発表に注目してきました。そんな中で、「発電用原子炉施設の安全性に関する総合評価(いわゆるストレステスト)に係る意見聴取会」にも注目し過去数回の傍聴をしてきましたが、この間に私たちにはとても納得できない・黙っていられない事態が発生したので、以下に要請をします。
 枝野経産大臣は、就任時に情報公開を強く指示されたと聞いています。即時に善処してください。

1 傍聴者を会議会場から締めださないで

 1月12日に公開された第7回(1月18日予定)の開催通知で、今までと異なり傍聴者は1014会議室という別会場で「映像及び音声をリアルタイムでご覧いただける」と案内されました。これでは、傍聴でなく遠聴です。山奥や地球の裏側で見聞きするのと変わりません。会議のその時々の委員や事務方や事業者の表情を知ることも、臨場感を持って全体の空気を掴むこともできません。また、委員たちも密室で議論することを望んでいるとは思えません。このような扱いは民主主義に反します。
 是非とも同室で傍聴できるように善処願います。

利益相反行為を許さず、原発業界から寄付を受けている委員を解任して

 過去数回の意見聴取会を傍聴する中で、原発業界から寄付を受けている委員がこの会の進行を主導していることに愕然としました。おびただしい被害をもたらしている原発大事故のあと、原発の再稼動にかかわる重要事項について、科学技術者の良心に基づいて過去の過ちを認め客観的に検討し判断し意見を述べることを、それらの委員に期待できるでしょうか。原発事業者や原発メーカーなどから種々の名目で寄付を受けているとすれば、その委員たちは利益相反行為をすることになります。他の省庁でも議題毎に利益相反を避けて委員を離席させて議論しています。原発業界から寄付を受けている委員は止めさせるべきだと思います。

以上、強く要請します。

2012年1月13日         福島原発事故緊急会議
          
           連絡先:E-mail: contact@2011shinsai.info
             Tel:03-6424-5748/Fax: 03-6424-5749
        〒112-0014 東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2F
                   ピープルズ・プラン研究所

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★傍聴締め出しの撤回と岡本孝司、山口彰、阿部豊の3委員の辞任を緊急に要請して下さい。短いもので構いません。新聞等への投書も有効です。

※この情報をぜひ転送、ブログ、ツィッターフェイスブック等で広めてください。お知り合いのメディア関係者にもぜひお伝えください。

原子力安全・保安院
代表 (TEL)03-3501-1511
広報課 (TEL)03-3501-5890
原子力安全技術基盤課(ストレステストを担当)
(FAX)03-3580-5971 (TEL)03-3501-0621
メールによるお問い合わせ:ご質問・ご意見(保安院HP)
https://wwws.meti.go.jp/nisa/index.html

枝野幸男経産相
[国会事務所]
(FAX)03-3591-2249 (TEL)03-3508-7448
[地元・大宮事務所]
(FAX)048-648-9125  (TEL)048-648-9124

……………………………… 以下、転送 ………………………………

WBAN・小山です。

 既にいくつかのMLメールに流れ、朝日新聞(1/1)にも暴かれていますが、再稼働のための「いわゆるストレステスト」の意見聴取会に三菱重工系列から資金を得ている「ひも付き」委員が3人入っています。受け取った資金の額は、数百万〜数千万円です。

 彼らを辞任させようと抗議FAXなどが呼びかけられていますが、保安院のFAX以外に、委員に直接届く連絡先を以下に紹介します。意見聴取会では、反原発派の専門家2人が、この問題を取り上げて奮戦中です。「早く辞めないと意見聴取会自体が成り立たなくなる」、と委員や原子力保安院に思わせるように、抗議を集中しましょう。1月中が勝負です。

 私もストレステストの審議会の議事録を読んでいます。2人の反原発学者が毎回、ストレステストの問題点をいくつも指摘して、ストレステストの見直しを求めるのに対して、他の学者が保安院とグルになってどんどん進めようとする。1月末にはストレステストの合否の基準を作らないと、2月に関電の原発が全部止まってしまうという状況なので、彼らも焦っています。

より詳しい経過は、下方をご覧ください。

↓各人への抗議先(公職の連絡先です。個人情報の問題はありません。 念のため)

【岡本孝司 おかもと こうじ/東京大学大学院工学研究科】    
電子メール:okamoto@tokai.t.u-tokyo.ac.jp
FAX:029-287-8488 (茨城県東海村東京大学大学院・原子力専攻)
04-7136-4020 (千葉県柏市東京大学新領域創成科学研究科の事務室) 
04-7136-4598 (千葉県柏市柏の葉5-1-5 東京大学環境棟216号)
←千葉県のFAXは、今は違うかもしれないが、かつての岡本のホームグラウンドに抗議文を送りつけるのも良いかも。

略歴
1983年3月 東京大学工学部原子力工学科卒業
1985年3月 東京大学大学院工学系研究科原子力工学専門課程修士課程修了
1985年4月 三菱重工業(株)入社 神戸造船所勤務 ← ここに注目。
1988年6月 東京大学工学部助手
1992年2月 工学博士(東京大学
1993年2月 東京大学工学部助教
1994年3月〜12月 テキサスA&M大学客員助教
2004年4月 東京大学大学院工学系研究科教授
2004年10月〜3月 九州大学客員教授
2005年4月 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
その他
日本原子力学会日本機械学会、可視化情報学会、シミュレーション学会、日本混相流学会、日本伝熱学会、日本流体力学会、日本保全学会

【山口 彰 やまぐち あきら/大阪大学大学院 工学研究科】
電子メール:yamaguchi@nucl.eng.osaka-u.ac.jp
FAX:06-6879-7889 大阪大学大学院 工学研究科

所属組織:工学研究科 環境・エネルギー工学専攻 専任 教授
学歴
1979年3月 東京大学工学部卒業
1981年3月 東京大学工学系研究科原子力工学専攻修士修了
1984年3月 東京大学工学系研究科原子力工学専攻博士修了 工学博士
職歴
1984年3月〜2005年3月
核燃料サイクル開発機構流体計算工学研究グループリーダー

【阿部 豊 あべ ゆたか/筑波大学大学院システム情報工学研究科】 
電子メール:abe@kz.tsukuba.ac.jp
FAX:029-853-7291 (茨城県つくば市/システム情報工学研究科)
   :029-853-5266 (同/阿部氏の教室に直結)

日本原子力学会

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[背景情報(転送より)]

ストレステストに係る意見聴取会では、司会進行役の岡本孝司教授を含めて3人もの委員が原発メーカーの三菱重工(審査対象の原子炉の多くを製造し、ストレステスト報告書も作成している!)からの献金を受け取っています。委員は計11人ですから、脱原発派である後藤政志、井野博満の両委員を除く9人の御用学者のうち、何と3分の1が「利益相反」(=「一
人の人間が泥棒と警察の両方をやること」)というわけです。こんな金まみれの委員たちが、危険な原発再稼働の前提とされるストレステスト審査への意見聴取に関与することは到底認められません。「3・11」後の現在、こうした状態を許すことはあり得ないことです。

◆岡本孝司 東京大学 工学研究科原子力専攻教授 三菱重工業 200万円
「多忙につき答えられない」(大学広報を通じて回答):朝日1/1記事

◆阿部 豊 筑波大学大学院 システム情報工学研究科教授 三菱重工業 500万円
「審議では専門の立場から中立な意見を述べてきた」:朝日1/1記事

◆山口 彰 大阪大学大学院 工学研究科教授
(株)ニュークリア・デベロップメント(三菱重工業系) 3,385万円

【参考】井野博満委員の12月22日意見聴取会への質問書より
「報道によれば、山口彰委員は、(株)ニュークリア・デベロップメントから『受託研究』の名目で3,385万円の研究費を受け取っている。ニュークリア・デベロップメントは、現在審議中の大飯原発伊方原発泊原発などの主製造メーカである三菱重工の関連企業である。これが事実であれば、利益相反の事例に該当する可能性があり、研究者倫理としても委員にはふさわしくないと考えるが、保安院の判断をお聞きしたい。」

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みなさまへ

六ヶ所再処理工場のガラス固化試験再開に抗議を!

★抗議文(最後にあります)を16日午後に経済産業省別館前にて提出します。横断幕を広げて抗議アピール行動も行います。16日13時に経済産業省別館前にお集まりください!

■六ヶ所再処理試験再開抗議アピール行動・抗議文提出
■1月16日(月)13:00〜14:00
経済産業省別館前
■対応:原子力安全・保安院 核燃料サイクル規制課

★抗議文に同意してくださる団体は、共同の提出団体になってください。提出団体の募集締め切りは1月14日(土)です。団体名を明記して、MLに返信ではなく、右の美浜の会アドレスまでご連絡ください。mihama@jca.apc.org

★この問題については別途、政府交渉を25〜27日のいずれかで準備しています。決まり次第お知らせします。こちらにもご参加ください。

★交渉の際に、「原発さよなら署名」の提出も行います。「原発さよなら署名」は下記まで送ってください。1月22日必着です。
 
 〒162-0825 新宿区神楽坂2-19 銀鈴会館405 AIR
  福島老朽原発を考える会(フクロウの会)

阪上 武(フクロウの会)

<以下、美浜の会メールニュースからの引用です>

 日本原燃は、六ヶ所再処理工場のガラス固化試験を再開しようとしています。1月4日夕刻に試験再開の準備を開始し、1月末までに再開しようとしています。 原子力安全・保安院は、原燃の判断に任せるとして、無責任にも再開を黙認しています。再処理工場のストレステストについて指示を出しながら、報告は4月でよしとしています。
 大飯原発3・4号を筆頭に、原発の運転再開の動きが強まっていますが、なんと、その前に、再処理工場のガラス固化試験を再開するというのです。この試験再開は、再処理工場の本格運転開始のためのものです。
 福島原発事故の原因も明らかにならないうちに、特段に危険な再処理工場の試験が事実上無条件で再開されようとしています。日本原燃の社長は、年末の記者会見で「ここ青森で福島のような事故を絶対に起こしてはならない」と述べまし
たが、福島事故の原因も実態も解明されていません。
 このような保安院日本原燃に対し強く抗議しましょう。

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◎抗 議 文
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/rrp_prtst20120110.htm

六ヶ所再処理工場のガラス固化試験の準備開始に強く抗議する。直ちに準備作業を停止せよ
2012年1月○日

原子力安全・保安院長  深野 弘行 様
日本原燃(株)社長   川井 吉彦 様

 今年1月4日夕刻に日本原燃は、六ヶ所再処理工場のガラス固化設備に係るアクティブ試験の準備を開始した。1月末までにはガラス固化体の製造に入るという。原子力安全・保安院はこの開始について何ら報告等を受けることさえなく、
ただ黙認しているだけである。福島事故を受け、原発が次々と停止している中、特段に危険性の高い再処理工場の試験が事実上無条件で再開されようとしている。 このような開始に強く抗議し、直ちに作業を停止するよう要求する。

 日本原燃の川井社長は昨年12月27日の定例記者会見で、「ここ青森で福島のような事故を絶対に起こしてはならない」と述べているが、肝心な「福島のような事故」の実態も原因も未だ解明されていない。このことは保安院自身が認め
ていることである。
 その保安院は、11月25日に日本原燃に対し、アクティブ試験に係るストレステストの実施を求めたが、日本原燃の報告書提出は4月以降になるという。それなのに保安院はどうしてアクティブ試験の再開を黙って見過ごすのか。福島事
故の教訓を把握しそれを生かすより前に再処理工場を動かすことが、いまどうして許されるのだろうか。
 そればかりか、日本原燃は昨年7月22日に安全蒸気ボイラの2台同時故障を起こしている。保安院は12月22日にその原因判断と対策を妥当としたが、1月5日の原子力安全委員会では、設備全体における多重性が成り立っているか、
日本原燃の体質に問題があるのではないかという強い疑問が出され、この問題はけっして解決していない。
 また、試験準備作業には、高レベル廃液濃縮缶によって高レベル廃液を濃縮し、濃縮廃液をつくる工程が含まれており、その過程は一段と危険性を高める。濃縮缶はすでに廃液漏えい事故を起こしており、その過程で濃縮缶には根本的な欠陥のあることが明らかになっている。
 
 アクティブ試験の再開は、基本的に再処理工場の本格操業を目指し準備するものである。他方、福島事故を受けて、六ヶ所再処理工場をどう位置づけるのかが大きな問題として浮上している。このようなときに、まるで福島事故などなかっ
たかのようにして六ヶ所再処理工場を動かすのは、福島事故で多大な被害を受け、いまもなお被害に苦しむ多くの人たちを冒涜する行為である。
 直ちにアクティブ試験の準備作業を停止するよう、日本原燃原子力安全・保安院に対し強く要求する。

2012年1月○日
提出団体

連絡先 美浜の会