原発と政治の7ヶ月、東京運動の振り返り、そしてこれから!

●9月23日デモの不当逮捕(警察の拉致監禁)から戻ってきました、詳しくはhttp://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20111017
●10月10日は仙台で話し、デモをしてきました。http://blog.livedoor.jp/miyagichangenet/

●10月15日“10・15「怒れる者たち」の国際連帯行動”デモを仲間と新宿でやり、9.23弾圧と同じコースを貫徹しました!http://www.labornetjp.org/news/2011/1015sinjuku http://seiko-jiro.net/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=1776&forum=1&post_id=3218#forumpost3218

日本政府、歴代政権、東京電力原発を推進してきた全てのに大企業よる空前の「人災」から7ヶ月。反原発デモや様々な行動を始める人が増えたのは大きな成果です。でも事態が長引き放射能が深刻化すれば、その対処に追われて権力者への責任追及は弱まるし、東京だけに目が行って福島とのつながりや様々なテーマの深まりも弱くなる。一方でアテネマドリッドウォール街と世界中で金融経済への街頭抗議が炸裂している。再び盛り返していくために、これまでと今を考え、10月末からの怒涛の街頭アクションを紹介します!

●3/18〜自分と仲間は、「原発反対・いますぐ無くせ」を大前提にしつつ、震災・地震直後に急速に全面化した「自粛ムード」「責任逃れ」「原発継続」「がんばろう日本のナショナリズム」「軍隊の全面化、被曝労働の英雄化」への抗議をすべく東京電力本店へ向かった。権力者と資本家の悪行。

その際、自分たちと相手がどのような立場かを意識することが大事だった。
1:「何よりもまず東電と政府は責任を取れ」=権力者への敵対と責任追及をすること。
2:「しかし、原発は地方に押し付けられてきたので、東京や大都市の人間にも一定の加害者性がある。
でも黙るのではなく、東京は国会や東電本社という責任者が近くにいて、福島の人たちより安く早く行けるのだから、まず責任者に直接抗議する事、また現地とつながることで、権力者と私たちの共犯関係を断ち切る。震災直後のような色んな国家と資本の問題にも反対する」
3:「色んな人が動き始めた。多くの人が問題に気付き始めた。つながる場をつくろう、広げよう」
それを自分がまとめたのがhttp://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20110321

運動は広がり、様々な出会いがあった。何より事態はあまりに深刻化している。
4:1、2を深めながら、3をやること。それを両立させたい。
→みんなでつくる「東電前アクション」の誕生。http://toudenmaeaction.blogspot.com/

●3/27、4/10〜6・11:運動の広がり(原発への怒りと放射能の不安)
事故は収束しない。東電、政府は信用できない。放射能は全生活を覆う。の一般化
原発やめろデモ」や東電前抗議への参加者の増加!!様々なデモの全国での増加!→5/6、管が浜岡停止。
6/11脱原発全国アクション、全国140か所で計10万人――東京は新旧の運動の協力。
→「2」がピークを迎え、その力で政治やメディアに“脱原発”が出てきた。成果の獲得。

●6/12〜問題の深刻化と「1」「2」と「3」の分離
「2」で成功をおさめた結果、「1」、「3」が運動全体で弱まった。
・“脱原発”の1点でまとまる→体制側の主張とあまり変わらなくなる、右翼排外主義などの許容につながる。
・都会だけが盛り上がり、福島の深刻な状況と切り離されてしまう。避難、除染、被曝労働…。
・政府、東電の責任逃れと原発推進=再稼働が復活する。追及の弱まりで。

2:そのため、権力者と資本家の悪行は私たちのはるか先を行っている。

●野田政権の誕生
→財界べったり。来年春〜夏までに原発再稼働宣言。国連で原発輸出宣言。戦争、貧困、差別政策も加速。
→警察も強硬化し、9/11デモで12人大量弾圧
→東電の責任逃れ=8/3原子力賠償法成立で税金が使われる。勝俣独裁体制が続いている。
責任のある政治家、官僚、東電役員は全員逮捕され、裁判にかけられなければならない。

●福島――3つの戦場(史上最悪の事故、人災が起こす未踏の領域)
その1:30キロ圏内避難解除(南相馬など)――政治の責任逃れとしての「除染」
10月から5校再開、地元業者と保護者・教師が除染。常磐線も広野まで復旧。でもほとんど誰も使わないからポーズに過ぎない。
→地元への思いを政府が利用し、土建業者はビジネスにする。
正しくは避難してもらい、線量低下を待ち、国が土地を借り上げ住民に払うべき。人命を最も安く見積もっている。
現代思想10月号、菅井さん)

その2:福島市郡山市――逃がさず殺す、すべての人を。
30キロ圏内よりも高い線量。でも大都市でインフラあるから逃がさない。避難の呼び掛け、自主避難者への補償、
放射線情報開示と基準引き下げ運動
→行政はロクな対応能力なし。子どもに甲状腺ガン。東電が全額払え。

その3:いわき市――被曝労働者、廃炉ビジネス、街の変容
・被曝労働者数千人、順調など大ウソ。大量被ばく、給料低すぎ、多くは地元の人たち。絶対取材に行かせない、ばれるから。東電と政府が行程表を前倒しして「復旧してます=責任逃れ」をアピールするため、大量の労働者をまさに殺そうとしている。いわき、湯本、久野浜に大量の宿泊地、ドヤが増える。廃炉をそのまま東電、東芝、日立などが担うため、街は関連会社だらけ。加害者による金儲けは続く。

→関東も当事者。ホットスポットプルトニウムストロンチウムの拡散、放射性がれきの処分問題。


3:では、どうしていくのか?
「1」「2」と「3」をもう一度つなげること!
福島とつながること。責任者に原発廃止や補償をさせていくのか。問題を深めていくのか。これは未来の根本的な選択の問題だ。経済成長と国家の暴力からの決別!
これから11月まで経済産業省前での連続アクションが始まります!私たちは3年前のリーマンショック・派遣切りで日比谷公園の「年越し派遣村」も経験していて、今は世界各地で金融経済と議会政治を乗り超える街頭アクションが広がってる。世界とつながり、みんなで行こう!

経産省前テント共同広場

経産省本館横で原発反対テントやってます!9/11から24時間体制で泊りこみ、交流、議論、行動の場になってます。相手の目の前にたくさんの人が集まれば、必ず原発は止められる!ぜひ来てください。福島の子どもの絵の展示や、今後の反原発行動を話し合い中!
http://tentohiroba.tumblr.com/
私たちは9.11経産省包囲行動の直後から、同省の敷地一角にテントを張って、連続の座り込みに入っている。このテントを巡って経産省や丸の内署との攻防が続いている。(中略)
福島の事故は依然として継続中であり、各原発は福島事故の以前と何も変わってはおらず、危険はそのままである、事故の原因・経過についてさえ、ほとんど解明されてはいない。事故の伴う放射能汚染に対する対応、賠償問題等についても、まったく不十分な対応しかとられていない。そういう状況における再稼動は福島の人々を初めとする「原発を無くしてほしい!」という切実な要求を完全に無視する暴挙である。
9月11日に打ち立てた「テント」は再稼動を阻止する首都圏独特の脱原発、再稼動反対の1つの砦になりえるものと思う。確かにわれわれが建てたものではあるが、今日までわれわれ以外の多くの人々の力によって支えられてきている。脱原発、反原発の運動を担う全ての皆さんの戦いの拠点として、皆さんのものとして引き続き支え、さまざまな活動、交流、そして幅広い市民的議論の場として活用して頂きたいと思う。
民の怒り、脱原発の運動は、9月19日には全国6万人の大集会として政府や経済産業省を追い詰めている。彼らが狙う再稼動も決して容易ではないはずだ。原発立地の住民はかつてないほど大きく脱原発の声を上げている。再稼動についても枝野経産相は微妙な発言をせざるをえない状況にもある。
われわれはこのテントを撤去しない。しかし多くの皆さんのご協力は絶対必要だ。ともに連帯して、経産省の一角に突き刺さった脱原発の小さな棘を皆さんと共に太い楔、砦として発展させていただきたいと思う。

アクション企画「原発いらない福島の女たち」が決定しましたヽ(^。^)ノ
http://onna100nin.seesaa.net/
原発は、もう真っ平! 今すぐ止めたい!
これが、命を守る女たちの本音です。
それなのに、泊では休止中原発の再稼働が強行されたし、
総理は「脱・原発依存」を継承するのかどうか、はっきりしないし、
事故は収束していないのに、まるでなかったことにされそうな危惧を感じています。
なぜ未だに脱原発に思い切った舵が切れないのか、どうしても理解できません。
こうなってはもう黙っちゃいられないと、わたしたちは立ちあがることにしました。
立ちあがり、そして座り込みます。

場所は霞が関経産省前、日程は10月27〜29日(10〜15時)
もちろん「3日間のフル参加」ができなくてもOKです。可能な時間帯で参加ください。

この話を聞いて、「よし! 100人の1人になるわ!」と思う方を募集します!

募集チラシは、こちらのブログからどうぞ。
http://onna100nin.seesaa.net/article/228900129.html

100人集めるの、どんだけ大変なんだろ〜と思っておりましたが、
実は、募集チラシが完成する前から既に、
34人の女たちがフライング・エントリー(@_@;)
(さらに、県外からのサポーターも13人エントリー中)

歴史を変える(…かもしれない)福島の女たちに加わりたい方は、
大至急、申込書を書いてください♪

・県内の方(避難者・出身者も)
原発いらない福島の女たち」は、「福島から100人の女性たちが霞が関に向かう」という目標でスタートしたアクションです。福島県の方は、人数把握のため、申込書によるエントリーと、参加費(1000円)のご負担をお願いいたします。申込書を印刷してFAXいただくか、同じ内容をメールしてください。
・県外の方
県外から参加されるみなさんはオープン参加とさせてください。特に申込書によるエントリーは必要ありません。ただ、メールで参加表明していただくと、スタッフ一同、「また一人増えた〜\(^o^)/」と、小躍りして大喜びします。
なにとぞ、ご協力をよろしくお願いいたします。

福島の女たちに続け!全国緊急アクション 参加者大募集!
「もう、黙ってはいられない!」全国の女たちが立ち上がり そして、座りこむ!

日時:2011年10月30日(日)〜11月5日(土)
場所:霞が関経済産業省前(東京都千代田区霞が関1丁目3-1)
東京メトロ霞が関駅(A12a出口)徒歩1分
お昼休みだけでも、仕事の後でも、1日でも、1週間の参加でもOK!
座り込みの様子を見に来て、おしゃべりに立ち寄ってくださるだけでも大歓迎。
(女性だけでなく、男性も、ジェンダー・クイアも参加大歓迎です。)
詳細はhttp://d.hatena.ne.jp/onna_suwarikomi/

11・11 たそがれの経産省 キャンドル包囲「人間の鎖」アクション

http://2011shinsai.info/node/947
ウソと“やらせ”を駆使して「安全神話」をつくり上げ、東電福島第一原発事故を引き起こした最大の責任官庁である経済産業省原子力安全・保安院
事故は収束せず、放射能汚染は拡大し、福島の高濃度汚染地帯では今なお、子どもたちを含む多くの住民が被ばくを強いられ続けています。
そして、事故原因は未解明であり、安全指針は失効(2〜3年後に改定)し、原発の安全を保証するものは何ひとつない状態です。それにも関わらず、経産省保安院は「ストレステスト」という名のアリバイテストによる再稼働(無免許運転!)を目指しています。
9・11の「人間の鎖」行動の成功を引き継いで、再び経産省保安院をキャンドルを掲げて取り囲み、再稼働の中止と全原発停止、さらには「自主」避難者への賠償など「避難の権利」の確立を求めます。ぜひご参加ください。

2011年11月11日(金) 午後6時〜7時30分
◆ 午後6時 経済産業省本館正門前に集合
地図 → http://2011shinsai.info/sites/default/files/11.11action_map.jpg
(「霞ヶ関駅」:千代田線・日比谷線A12出口すぐ、丸の内線A5出口200m)
正門前にてアピール後、人間の鎖行動(1周約900メートルを包囲)へ
※午後4時〜5時30分に霞ヶ関周辺で街頭・駅頭アピール(チラシまきなど)も行います。午後4時に経産省正門前テントに集合してください。
・プラカード、鳴り物、パフォーマンスなど持ち寄り歓迎。
(「私は囲みます」という参加宣言をまもなくウェブサイトにて募集予定です)
<呼びかけ> 11・11-12・11再稼働反対!全国アクション実行委員会
[連絡先]ピープルズ・プラン研究所
(TEL)03-6424-5748 (FAX)03-6424-5749 (E-mail)contact@2011shinsai.info

これまでの経緯
「9.11再稼働反対・脱原発!全国アクション」の総括会議(9/22開催)の中で、9.11〜9.19へと至る流れの中で、停止中の原発の再稼働が早ければ年内との観測も出ており、11月11日(平日)に再度の経産省包囲行動、そして12月11日(日)にも行動を、という呼びかけを発しようということになりました。この呼びかけを受けて10月2日(日)に相談会が開催され、「11.11-12.11再稼働反対!全国アクション(仮称)」実行委員会が正式に立ち上げられました。
第2回会議 
◎日時:10月22日(土)午前11時〜 ◎場所:ピープルズ・プラン研究所
※12月11日(日)にもアクションを準備中です。再稼働を止めて、脱原発へ!