今日「世界社会フォーラム2011{持たざる者}の報告会」予定通り

今日「世界社会フォーラム2011「持たざる者」の報告会」予定通りやります!/地震原発関連のオルタナティブ情報、運動

集会の中止が相次ぐけど、自粛ムードまみれになるのもよくないと思うし、テレビやネットを見ているだけで個々人が分断されるのもマズイので、今の情勢も含めて昨日の集会でも色々話し合ってきました。
落ち着こう。不安になったらテレビやネットをいったん閉じよう。そして人とつながろう。さらに原発の危険性をひた隠しにし、地方にばかり押し付けてきた権力者の責任を今こそ問おう。
海の向こうではすでに市民達が行動を起しています。
ドイツでは、3/12という昨日の今日で、数万人の市民が反原発の街頭行動を行ったそう。
http://www.derwesten.de/nachrichten/Akw-Gegner-demonstrieren-in-Stuttgart-id4411757.html
こういう、問題がおこったときにすぐ数万人が集まって行動をおこすというのは、本当に凄い。
そして今日も色々話し合った結果予定通りやることになりました。テレビやネットを前に一人ひとりがバラバラにされている状態はまずいと思いました。ただ稲葉奈々子さんは茨城で交通止めになっているので、不参加です。
メインはWSFセネガルとパリ体験の報告ですが、地震を受けて感じた問題意識も色々加わると思います(米軍の出動や人の孤立化など、文の最後です)。真の意味での「人々のつながりと安全保障」のために。今こそみなさんと話し合いたいと思います。ぜひご参加ください。

★★★転送・転載歓迎★★★

○WORLD SOCIAL FORUM
世界社会フォーラム2011
{持たざる者}の報告会

トーク
園 良太×秋本陽子×茂住衛(アフリカ日本協議会)×「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会×会場のみなさん (稲葉さんは不参加です)
○映像、スライドなど(できたら)
○3月13日(日曜) 18時開場 18時15分スタート〜21時過ぎまで
○新宿区立消費生活センター分館
(新宿区高田馬場4の10の2 高田馬場駅5分 リサイクル活動センター隣)
○資料代500円
○2月にセネガルダカールで開催された世界社会フォーラム(WSF)に参加した園良太君、稲葉奈々子さんが、元気一杯で帰ってきました。お二人は、NO−VOXの仲間とともにWSF終了後はフランスも訪れ、連帯、交流の充実した日々を過ごしました。

チュニジアからエジプトへ、民衆蜂起の息吹と熱気を浴び、アルジェリアなど各国に波及するデモの波を共振することができたようです。特にWSFは、デモやシンポに加え、夜のライブも素晴らしかったとのこと。

来る3月13日には報告会を行います。国境を越えたつながりと新しい社会運動を目指す人たち、熱烈歓迎!

○主催・「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会
台東区日本堤1の25の11 山谷労働者福祉会館気付
E-mail: nasubi@jca.apc.org
=================
★新たな問題意識(司会より)
ところで、帰宅困難者となった連れ合いは、都立中央図書館で泊まれたのですが、何と毛布の支給はなし、横にもなれない状況だったようです。(都庁は、5000人が毛布若干とダンボール支給だったようですが)
私は、米軍・自衛隊参加の総合防災訓練反対闘争を2000年来、毎年続けてきましたが、ここ数年、都内で孤立した帰宅困難者を、米軍艦艇が輸送するというおかしな訓練を行ってきたの見ています。あるいは、銀座でこれ見よがしに自衛隊の装甲車が凱旋したり、実際の帰宅困難者が直面したことで、あの訓練の欺瞞と不毛は明らかになったと思います。 まして、被災地で孤立を強いられている人々に、こうした有事パフォーマンスは意味がないということ。
しかし、出馬宣言をした石原は、
間違いなく、派手に防災訓練を、さらに有事、危機管理、治安強化を吠えまくって強いリーダーシップを演出するでしょうが、
一方で、もっとも弱い立場の人の命を救う手立て、や、つながり方、連帯は、それらとは対極にあるのだということを、13日に報告会で、アプローチしなければならないだろうと思うので、今、起きている事態と、13日のディスカッションは、無関係ではないということで。

================================================

地震原発関連のオルタナティブ情報、運動です。自分が入っているMLに流してもらったものを中心に。

2011年3月13日17:00より
(第2回)福島原発に関する原子力資料情報室 記者会見
福島原発に関する記者会見(第2回)を
3月13日17:00より行います。ぜひご取材ください。
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1000
また、ビデオニュース・ドットコム( http://www.videonews.com/
および岩上チャンネル( http://iwakamiyasumi.com/ )による、昨日の放送の過去アーカイブも見られます。

===========

★神奈川にも基地があるんだよねTV(キチアルTV)のおしらせです。
明日、予定どおり行われるシンポジウムを生中継します。
その後19時〜は生放送でシンポジウムの内容を振り返ります。

こんなときに、なのか、こんなときだから、なのか、ご意見いろいろあると思いますが、長きにわたって原子力空母の危険性を訴えてきたグループがシンポジウム開催の意思を強く固めたので、キチアルTVも生中継も決行し、その後の番組でも深い話をしようと思います。ぜひご覧ください。

【生中継】危険な原子力空母の定期修理を検証する市民シンポジウム3/13(日)13時半〜
http://kichiarutv.blogspot.com/2011/03/31313.html

アメリカでは修理中の原子力艦船で事故が多発
修理はしないという「約束」はなぜ書き換えられたか
あやしいモニタリングポスト
市民を意識した米国の新たな説明
運び出された放射性廃棄物

横須賀に配備された原子力空母「ジョージ・ワシントン」の定期修理が3年連続で行われています。昨年、一昨年の定期修理では放射性廃棄物が艦外に出され、専用船が国外に運び出しました。
米国の原子力艦船が日本へ入港する際、日米両政府は、「日本の港では原子炉周辺の修理はしない」、放射性廃棄物は艦外に出さない」という「約束」(エード・メモワール)を取り交わしています。この「約束」を守ることを条件に、原子力艦船は日本への入港が許可されたのです。ところが、「ジョージ・ワシントン」は、この「約束」を破って、原子炉周辺の定期修理を行い、放射性廃棄物を運び出しています。
米国の造船所では、原子力艦船の修理中に多くの放射能事故が発生している事実も気になります。原子力空母の定期修理がどれだけ危険なものかを検証するシンポジウムです。ぜひご参加ください。

危険な原子力空母の定期修理を検証する市民シンポジウム
パネリスト
斉藤つよし(衆議院議員民主党
頼和太郎(リムピース)
澤園昌夫(原子力空母の是非を問う住民投票を成功させる会)
小倉陽太郎(原子力空母の是非を問う住民投票を成功させる会)
呉東正彦(原子力空母の是非を問う住民投票を成功させる会)
コーディネーター 新倉裕史(原子力空母の是非を問う住民投票を成功させる会)

2011年3月13日(日)13:00受付 13:30開始
場所 ウエルシティー市民プラザ5階大会議室(横須賀市生涯学習センターまなびかん)
京浜急行逸見駅徒歩5分
http://www.mmjp.or.jp/shogaigakushu/
料金 資料代500円

主催 原子力空母の是非を問う住民投票を成功させる会

【生放送】キチアルTV第4回2011/3/13(日)19時〜
http://kichiarutv.blogspot.com/2011/03/tv32011213.html
緊急特集 原子力空母の危険性

=====================

【転載歓迎・重複ご容赦】
みなさま

福島では1号機につづき3号機も炉心溶融が始まったとみられます。
他号機も予断を許さない状況にあり、同時多発的事故の様相も感じさせられます。

もはや国の存亡を問う事態となっており、この上他サイトの原発の事故を起こさせる わけにはいきません。
そこで、東海巨大地震が明日起こるとも言われている静岡県御前崎市に稼働している 浜岡原発を即刻停止すべく、 浜岡原発を考える会として、12日にも静岡県中部電力へ抗議行動を行いましたが、明日14日にも再度申し入れをします。


以下の文書は、情報が刻々と変わるなかとりあえず取りまとめたものですので、不足分は口頭で申し入れることになるかと思います。

お時間のある方は、この申し入れ行動にご参加ください。


■ 3月14日(月) 午前11時:静岡県庁(東館ロビー) 集合

*****************************************

塚本 千代子
浜岡原発を考える静岡ネットワーク
054−635−9140

*****************************************

中部電力株式会社
代表取締役社長 水野明久横
   浜岡原発を考える静岡ネットワー ク
会長 白鳥良香

浜岡原発、即座、無条件停止の緊急の申しいれ 
   
傷。島第1.第2原発が大変危険な状況です。東北地方太平洋沖地震によって、原発 の基本である「止める・冷やす、閉じ込める」の三原則機能していないことが明らか になりました。さらに緊急炉心冷却システムが働かず、原子炉の燃料棒は露出し最悪の事態も予想されます。その結果炉内の圧力は異常に高まり、放射能ガスの大 気中への放出が始まりました。国は、原子力非常事態宣言を発し、周囲10km以内の住民に対し避難勧告を出すにいたりました。この状況は中部電力浜岡原発にとっても人ごとではないと考えられます。

 私たちが、中部電力に絶えず申し入れると同時に裁判で、浜岡原発電源喪失の危険が高く、緊急炉心冷却システムが機能しないことを指摘してきました。まさにその通りのことが現実に進行しています。   
 さらに、浜岡原発を必ず襲うと国も予想している東海・東南海地震は、マグニチュード9クラスの超巨大地震になる可能性が高いことを指摘してきましたが、中部電力もこれを無視続けてきました。
 中部電力は、それに対応できるはずもなく、また、このような事態が起こった場合、その責任を取る能力もありません。よって、この際、浜岡原発を、即座・無条件に停止するように要求します。
以  上

2011年3月12日
静岡県知事 川勝平太

浜岡原発を考える静岡ネット ワーク
       代表  白鳥 良香
     
緊急の申しいれ 浜岡原発も危険です
無条件ですぐ止めるように国と中部電力に働きかけてください
傷。島第1.第2原発が大変危険な状況です。東北地方太平洋沖地震によって、原発 の基本である「止める・冷やす、閉じ込める」の三原則のうち、「冷やす・閉じ込める」が危うくなり、緊急炉心冷却システムが働かず、原子炉の燃料棒は露出し最悪の事態も予想されます。その結果炉内の圧力は異常に高まり、放射能ガスの大気中への放出が始まりました。国は、原子力非常事態宣言を発し、周囲10km以内の住民に対し避難勧告を出すにいたりました。
 私たちが、国・県・中部電力に絶えず申し入れてきた原発の危険性が現実のものになりつつあります。地震原発が止められても、電源喪失の危険は極めて高く原子炉溶融と放射能の外部放出は避けられない可能性が高いことを証明してしまいました。
 また、浜岡原発を必ず襲うと国も予想している東海・東南海地震は、マグニチュード9クラスの超巨大地震になる可能性が高いことを指摘し、マグニチュード8.5を最大とする耐震設計では耐えられないことを指摘し続けてきました。しかし、国も中部電力もこれを無視続けてきました。今回の地震は軽くこれを超えてしまったのです。浜岡原発は、それに対応出来る対策は全く立っていません。
 今すぐにも今回の東北地方太平洋沖地震と同クラスの超巨大地震が浜岡を襲う危険が、現実味を帯びてきました。静岡県知事は、この事態を真剣に受け止め直ちに次の行動をとってください。

1.中部電力に対して、浜岡原発をすぐ無条件に停止するように申し入れること。
2.国に、「止める・冷やす・閉じ込める」が、完全に保障されないことが明らかになった今、浜岡をはじめ地震列島日本の原発推進政策を根本的に見直すよう申し入れること。
  以上

================================

市民社会フォーラムMLより。

皆様

8時の枝野長官の記者会見を聞き、爆発は格納容器と原子炉建屋の間で起き、格納容器はまだあるとのこと、ちょっとほっとしました。
もし、それが本当なら、爆発は水素爆発です。
そしてその水素は、燃料棒被覆管材料である、ジルコニウムという金属と水との反応で生じた水素だと思います。
それが格納容器ベントを開いたことで、原子炉建屋に漏洩し、爆発に至ったと推測します。

格納容器は放射能の放出を防ぐ最後の砦で、それがまだ形として残っているということは、せめてもの救いです。
その格納容器の中に、海水を注入するという説明でしたが、どうやって海水を送るのでしょうか?
そのためにはポンプが動かなければいけませんし、そのためには電源が必要です。

電源が失われたからこそ、事態がここまで悪化してきました。
何故、いきなり海水を送れるようになったのでしょうか?
注水できるポンプの圧力の能力hああります。
原子炉圧力容器内は大変高圧になっており、消防用のポンプ車の吐出圧力では原子炉圧力容器の中に直接水を送ることはできませんが、格納容器の中であれば送れると思います。
それでもなお、核の容器の中に水を送る作業はもっと早くやれたはずだと私は思います。
十分な情報がない中、申し訳ありませんが、正確な判断ができません。
もし、格納容器内を海水で満たすことができるのであれば、もちろん原発は2度と使えませんが、最悪の破局は免れることが出来ると私は思います。

格納容器内に海水にホウ素を混入させることは必要です。
今直面している危機は、原子炉が溶けてしまうこと、そして一度は停止させたウランの核分裂反応が再び始まってしまうかもしれないことの2つです。
原子炉を溶かさないためには水を供給すること、核分裂を再び始まらないようにするためには中性子を吸収できる物質を供給しなければいけません。
中性子を吸収する物資がホウ素です。
ですから、ホウ素を混入した海水を格納容器に注入することは有効です。
成功してくれることを願います。

政府の提供する情報は大変不十分です。
爆発前後で正門前での放射線量が、減ったなどということは、格納容器が破壊を免れたという証明にはなりません。
単位風向きが変わった可能性の方が遥に大きいです。
今後も、あちこちからの情報に常に注意してください。

このメールは失礼ながらたくさんの人たちに一斉に送ります。
事故の対応に追われており、お許しください。

2011/3/12  小出 裕章

====================================

イラク戦争検証や過去のODAの検証同様に、今後、こうした事態を二度と起こさないための徹底検証こそが求められています。今必要なのはもちろん被害拡大の防止と被災者救援ですが、根本的には「原発安全神話」の崩壊をどう徹底検証するのかこそが問われています。スポンサーに気兼ねすることなく多くの日本のマスコミが英国のマスコミのように今回の原発事故から「原発安全神話」の虚妄と本当に必要なエネルギー政策について本格的な議論を始めることこそ問われています(各電力会社の「原発は安全です」「原発こそ地球温暖化対策です」というテレビなどでの大キャンペーンを今こそ検証すべきではないでしょうか)。

東日本大震災:福島第1の炉心溶融 原発安全神話崩れる
http://mainichi.jp/select/science/news/20110313k0000m040065000c.html
東京電力福島第1原発の1号機(左)。爆発前は右の建屋と同じ外観だった=福島県大熊町で2011年3月12日午後3時55分、本社機から貝塚太一撮影

東日本大震災の影響で東京電力福島第1原発1号機の原子燃料が溶解し、大量の放射性物質が漏れたことは、経済産業省や東電など電力会社が強調してきた日本の原発の「安全神話」を崩壊させる事態だ。政府は「温暖化防止対策」などを看板に、国内の発電電力量に対する原発の比率を大幅に高める政策を推進してきたが、今回の事故で原発に対する国民の不信が再燃するのは必至で、国のエネルギー政策は抜本的な見直しを迫られそうだ。

原発は日本の電力の約3割を賄う「基幹電源」。政府は昨年6月に策定したエネルギー基本計画で14機以上の原発の新増設を掲げ、原発の比率を4割程度に高める計画を掲げてきた。東電は現在17機の原発保有し、09年度の原発の発電比率は28%だが、19年度には新増設や稼働率の改善などで48%に高める計画を示している。

世界では79年の米スリーマイル島原発事故や86年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故後に原発の安全性への不安が広がった。そんな中、日本が原子力政策を推進し続けて来られたのは日本の電力事業者が「厳しい安全管理をしており、深刻な事故は起こらない」と説明してきたからだ。

91年の関西電力美浜原発2号機の蒸気発生器細管破断事故や95年の「もんじゅ事故」、99年の茨城県東海村の臨界事故では、原発への不信感が高まったが、原発事業者はいずれのケースでも、部品の施工ミスや設計ミスなど「想定外の事象が原因」と強調。07年の新潟県中越沖地震で東電・柏崎刈羽原発が全機停止した時も「原因は変圧器の火災。原発の設計構造そのものに問題はない」などと安全神話を守ることに必死だった。

しかし、今回の事故は、地震後の津波で原子炉冷却用の電源が損傷したもので、原発の安全設計の根幹自身が疑われるもの。「原発は(いくつもの安全装置で原子炉を守る)多重防護の考え方を徹底している」としてきた東電の説明は破綻したと言える。12日夜に東電本店で会見した小森明生常務が「まずは冷却水の維持に取り組んでいる」と述べただけで、原発の問題点に触れなかった姿は、安全神話を守りたいあまりに地元住民らの不安に十分応えていないように見えた。

福島第1原発は71年に運転を開始した老朽炉で、原子炉圧力容器や建屋に劣化が生じていなかったかなど、東電の原発管理体制が厳しく問われそうだ。95年の阪神大震災を契機に原発の耐震性が問い直され、国や電力会社は耐震性能を高める措置を取った。しかし、今回のような津波による電源喪失という事態は想定されず、地震国ニッポンの原発の安全性は根幹から問い直されることになった。

80年代以降の原発への逆風を耐え抜き、政府や電力会社が原発推進に大きくかじを切ったのは、新興国の急成長でエネルギー需要の急増が見込まれる上、「温室効果ガスを出さない原発は温暖化対策の切り札」(幹部)という名目があるためだ。政府は原発の海外展開をインフラ輸出の中核に据え、ベトナムやトルコへの売り込みも本格化していたが、経産省幹部は「この事故で、エネルギー政策の抜本的な見直しを求める声が強まるだろう」としている。

東電は当面、火力発電などで代替する考えだが、原油高騰や温室効果ガス削減の観点から、原油や石炭発電の使用には限界がある。太陽光発電など再生可能エネルギーの本格普及策も緒に就いたばかりで、日本のエネルギー政策は袋小路に追い込まれる可能性がある。【山本明彦、立山清也】

毎日新聞 2011年3月12日 20時21分(最終更新 3月12日 21時53分)

================================

全般的な情報提供ブログ:
http://www.autism.or.jp/bousai/bousai-hb-siensyayou.pdf

        1. 以下転載転送可能++++++

・各避難所での生活がすでに始まっています。すべての避難所に下の情報を届けることが必要です。
・「避難所運営委員会」も設けられるはずです。そこに確実に下の情報を届けることが必要です。
・各避難所で女性たちがつながり、この情報を共有することが必要です。
・避難所運営委員会に、下の情報をもった女性が加わることが必要です。

大分県生活環境部 県民生活・男女共同参画課が「女性の視点からの防災対策のススメ」(19年2月発行)より
「避難所生活での工夫」
2ページ
もしもあなたの地域で災害が起こり、 避難所生活を余儀なくされたら…
安全・安心・快適な空間を確保しましょう
避難所では、限られた空間で多くの人々が集団で生活を することになります。被災者が、更なる二次災害を受けることがないよう、次のような工夫を図ることが必要です。
●一人暮らしの女性や 高齢者 ・ 障がい者 、乳幼児のいる家族等の 被災者の状況に応じ、 間仕切りをするなど の配慮を行い、快適な居住スペースの確保 に努めましょう。
●仮設トイレの設置にあたっては、特に女性や子どもの安全・安心に配慮した場所や通路を確保しましょう。
●男女別の更衣(又は化粧)スペースを用意しましょう。
※女性用化粧室には、鏡や女性用品を準備しておくと便利です。
●女性用洗濯物の干し場を確保しましょう。
●乳幼児のいる家族に配慮した授乳スペース・育児スペースを確保しましょう。
●女性や子どもへの暴力を防止し、心身の健康を守るために、女性や子どものための相談窓口を設置しましょう。
※過去の大震災では、女性や子どもに対する暴力 (ドメスティック・バイオレンス、性犯罪等)が増加したという調査報告があります。
●イベントの開催や、誰もが利用できるフリースペースを確保し、心身のリフレッシュやストレス解消を図りましょう。
このような空間を確保することで、被災者同士のプライバシーや、特に女性の安全・安心が守られるこ とになります。
3ページ
安全・安心・快適な避難所生活を確保するため、 さまざまな工夫を図りましょう
みんなで共同して作業をしましょう
阪神淡路大震災新潟中越地震などの過去の災害発生時の経験では、男性は早い段階で職場へ復帰する一方、不便な生活環境の下での家事や育児などの家庭的責任に対する負担 が、女性に集中してしまいました。このような事態がおこらない よう、避難所内外での作業をみんなで共同することが重要です。具体的には、次のような作業が考えられます。
●食事の準備や片づけ
●物資の配布等
●共有スペースやトイレの掃除
●ゴミの処理
●行政との連絡
●防犯(見回り)
●イベントの企画及び開催
●家の後片づけなどの復旧作業 など
みんなで作業を共同することで、被災者がお互いの活動を評価し、尊重しあえるようになります。
男女のニーズの違いに的確な対応をしましょう
刻々と変化しつつある状況に柔軟に対応していくために、常に被災者のニーズを把握するよう努めましょう。 避難所の運営のあり方を決める際にも、被災者の声を幅広く聞き入れることができるような工夫をしましょう。
●避難所運営には、男性と女性の責任者を配置しましょう。
●生活者の視点に立ったニーズが把握できるよう女性の意見を積極的に聞きましょう。
●避難所生活や生活再建などの問題でストレスを抱えた人々のために、避難所内に各種相談窓口や意見箱を設置しましょう。
●被災者が求める情報が正確に、避難所のすべての人にわかりやすく伝わるよう、伝達方法を工夫しましょう。 特に、移動が困難な人や視覚・聴覚障がい者の人などに対する配慮をしましょう。
●女性が日頃から培ってきた地域の人的ネットワークや ご近所づきあいなどの地域コミュニティを活用し、被災者の安否確認や避難所での声かけを行いましょう。
共同作業のポイント
● 個人の能力・才能・特技を生かしましょう。
● 一つの活動(作業)において、性別が偏らず、 男女がともに活躍できるようにしましょう。
● みんなが公平に作業を行えるようローテー ションを組みましょう。
● 日中、夜間、休日等いろいろな時間帯に対 応できるようにしましょう。

                  1. ここまで++++++++++++

=============================