Ryota19812009-02-14

仕事の終わりやほかの活動のまとめを先に書かないと、誠実じゃないし落ち着かなくて。でもついに紹介できる。前の日記のような思いから、「麻生を倒せ!ないかくだとう実行委員会」ついに始まってます。ぼくの今年のメイン活動になると思う。
http://asou.taose.jp/

2月1日、巣鴨での街頭宣伝は盛り上がりましたよー。
http://www.youtube.com/watch?v=xH1naaCTlsk

そして2月8日、第1回のデモが無事終了!
楽器ヴァージョン
http://www.youtube.com/watch?v=baNqh0hWVcs
呪いヴァージョン
http://www.youtube.com/watch?v=KLmc5mBb9ps
むきんぽさん写真:http://www.mkimpo.com/diary/2009/asou_taose_09-02-08.html
レイバーネット写真:http://www.labornetjp.org/news/2009/0208shasin/
映像:http://henrryd6.blog24.fc2.com/blog-entry-621.html
映像その2、意義のレポート:http://illcomm.exblog.jp/9314829/
ニュースサイトのレポート。
http://uratan.jp/hotnews/2009/02/8480/

勝手に倒れるな 倒させろ!」を合言葉に始まった「ないかくだとう」。
麻生首相の不支持率が80%を超えても、聞こえてくるのは永田町での駆け引きばかり。自分たちの中からそろそろ政権を倒す運動が起きていいはずだよね、ということで1月初めに実行委員会が組まれ、アクションが始まった。

新宿などでの街頭宣伝、「政権を倒すことにしました」という手紙を持って各政党を回るなど、まずは自分たちにできることから体を動かしていることが特徴だ。そもそも議員内閣制が形骸化し、リアル政治と向き合う回路が失われている私たちの社会では、どんな形でもよいからアクションを「発明」にしていく必要があった。そこにプロもアマも関係ない。みんなでまずはやってみること、ただ倒すだけでなくその過程でも民主主義を実現していくことに意味がある。

そして2月8日には、最初の「麻生を倒せ!ないかくだとうデモ」を行った。デモは意思表示を社会に広げ仲間を増やす基本アクションだ。新宿の歌舞伎町を通り、靖国通り明治通り〜東口アルタ前広場で解散するという新宿スポットそうなめのコースだった。これが出来るのも、今までの「自由と生存のメーデー」「反戦と抵抗のフェスタ」のデモなどで警察相手にも引かずに一つひとつ切り開いてきたからだと思う。やってできないことは何もないのだ。デモでは公園前に多数の公安警察がいて、最初はとても怖かった。こうして参加者を威嚇することも彼らの目的で、やめさせるようきちんと抗議の声をみんなで上げなければいけないと思う。

出発したデモでは、ドラム隊・麻生のパペット・イルコモンズさんによる麻生に靴投げプラカードが登場。デモのチラシを配り、デモタイトルの横断幕を道の人に見せていく。こうしたモノ作りや表現もだいぶ慣れてきた気がする。車の来ない歌舞伎町や新宿駅手前の道路はとても開放感があり、進むごとに参加者の表現や表情も豊かになっていく。叩く人、踊る人、叫ぶ人。そこには限界まで行き詰まった日本社会と政治への怒りが満ちていた。デモはアルタ前でゴールし、最後に「麻生はやめろ!今すぐやめろ!」と全体でコールした。東京の中心といえる新宿アルタ前でそれをコールする――これを歴史の始まりにしたいと思う。

そして、2月22日にはイベントです。

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はじめての倒閣 〜Do it yourself!

【日時】2月22日(日)13時半〜17時(開場13時)
【場所】文京区民センター2A(都営地下鉄三田線大江戸線「春日」駅より徒歩0分)
地図:http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754

【費用】資料代500円
【主催】「麻生を倒せ!ないかくだとう」実行委員会

世の中全体が悪化する中、新しい世界への希望を求めて
「勝手に倒れるな、倒させろ!」を合言葉に始まった「ないかくだとう」。
麻生政権の不支持率は80%を超え、2月8日には最初のデモに
約200人が集まって盛り上がりました。
でも、まだまだこれから。どんなに批判が高まっても、
麻生首相は7月のサミットや9月の任期まで居座るつもりです。そんなのアリ!?

「権力を手放さない」と居座る人間を倒せないのが私たちの限界?
いや、きっとそんなことはない。
私たちから熱を奪ってしまうような仕組みがあるだけ。
そして自分たちからないかくを倒す、初めてでも気にしない、
「新しい抵抗」がまだ発明されていないだけ。

だからみんなで考えましょう。映像を見ながら、トークを聞きながら。
テーマごとに、今の仕組みの問題点とこれからの私たちの可能性を話し合います。
ぜひご参加ください!

【出演】
「権力」:山崎カヲルさん(哲学者・東京経済大学教授)http://clinamen.ff.tku.ac.jp/
     「“麻生的なるもの”とラディカル・デモクラシー(仮)」
     聞き手:田野新一、園良太(「麻生を倒せ!ないかくだとう」実行委員)
「メディア」:小林アツシさん(映像ディレクター)、藤井光さん(美術家/メディアアクティビスト)
    「権力問題を報じられないメディアと、オルタナティブメディアの可能性」(仮)
「表現」:小田マサノリさん(イルコモンズ)、DJ mix noizさん(フリーター全般労働組合
     「政権が倒れるとき。新しい表現に向けて」(仮)

★3月8日には新宿で次回デモを予定しています。そこに向けたアイデアも会場全体で出し合います。

【主催】「麻生を倒せ!ないかくだとう」実行委員会
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-30-12-302
tel 080−3499−3996
web http://taose.jp / e-mail taose(at)taose.jp


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個人的に、政権をなぜ倒すのか、なぜ私たちが動く必要があるのかをまとめてみました。また改定するよ!

★麻生政権をなぜ倒すのか〜新しい世界へ。


●与党の罪〜2000年代、小泉以降の首相は何をやったか。

2005年9月の選挙で小泉首相が大勝した議席数の上に、安倍、福田、麻生と3代続けて選挙もないまま居座り続けていることが大きな罪です。彼らは何をしてきたか、代表的なものを。

1:無責任な政権放り出し。「法案通せばやること終わり」とばかりに安倍・福田と2代連続で政権を突然放り出しました。与党は政権失格です。

2:4代続けて「世襲」の首相。小泉、安倍、福田、麻生と4代続けて、大物の父親や祖父から基盤を受け継いだ。これは民主主義じゃない!

3:03年のイラク、01年のアフガニスタン、2つの戦争の支持と自衛隊派兵。イラクには「大量破壊兵器」も無かったのに、小泉首相は10万人を超える罪の無い人々を殺した戦争に協力しました。

4:04年、製造業派遣の解禁。これにより、いま大問題になっている違法な「ハケン」が広がりました。

5:05年、郵政民営化。これにより、地方の人々のつながりとライフラインが断ち切られました。他の数々の「規制緩和」も同様です。

6:06年、「教育基本法」の強行採決。戦後日本の教育を根本から変える。教師と生徒の締め付けや競争を厳しくする。それなのに、「いじめ問題」を利用してやらせのタウンミーティングまでして、安倍首相は数の力で強行採決しました。

7:07年、憲法を変えるための「国民投票法案」の強行採決。これも戦後日本のしくみを根本から変える法案。それを多くの人が知らないまま、またも強行採決

8:08年、「後期高齢者医療制度」の大失敗。お年寄りは死ねというのか?

9:一貫して、死刑執行の増加。2ヶ月に1回のペースで、去年はついに2ケタの人数になった。ほんとうに簡単に殺し続けている。


麻生首相の罪
1:景気対策の無能。昨年9月から世界恐慌と言われ、日本はそれに有効な対策が打てていません。そして企業は「派遣切り」や正社員切りを続け、信じられないほど多くの人がこの寒空のなか路上に放り出されています。それなのに、またも消費税のアップでを狙っていること。景気対策として定額給付金しか出せないこと。

2:戦争と「だましうち」の継続。自衛隊をまた「ソマリアの海賊を退治するため」と強引に派兵しようとしている。でもあなたはソマリアの背景を知っていますか? 多くの人が知らないまま、武器使用ありき、成果作りありきで動いている。

3:私たちからかけ離れた生活。土地代だけで62億円の豪邸、毎晩豪華なディナー。「庶民のみなさま」という暴言。戦争中、強制連行した朝鮮人や部落の人などを炭坑で酷使させ、地元で成り上がった歴史。そんな人に私たちの気持ちが分かるわけがない。


●動くことは楽しいし有効だ。
 意思表示をすることは重要です。例えばデモで街に出れば、ある問題に反対や賛成の人がたくさんいることが多くのに広く伝わります。また、怒りや悲しみは一人で抱え込むより外に出した方がいいし、喜びや楽しみは多くの人とわかちあった方がいい。
 デモは年齢、性別、職業、国籍を超えて人とつながれるので、視野と人間関係が広がります。デモでの表現や色んなグッズ作りでは自分が本当にやりたいことを活かせます。それらの楽しさは、今の企業中心の世の中から失われていることではないでしょうか。それ自体が、この先の社会・世界を自分たちで構想し実践していくことにもなっています。
 もちろんデモ以外にも、それぞれの場所・やり方で色んなアクションがあるでしょう。あなたなりの抵抗を発明して下さい。

●自分から動く先に未来がある。
 私たちは、一人ひとりが先の見えない不安定な状態に置かれています。日本も世界も状況は悪化しています。今までと同じことを続けていても変わらないと多くの人が感じているのではないでしょうか。この国では今まで政権を自分たちの手で倒したことはありませんでした。発想も機会も奪われてきたそれは、「自分たちがこの世界の主役なんだ」と誰もが思えるチャンスのことではないでしょうか。今はそれくらい思い切ったことが必要です。そして政治も社会も人間 が作り出しているものである以上、あきらめる前に「できるはずだ」と希望を持って行動する人が増えれば、実際に未来は変わるのです。

まずは東京の2月22日のイベントで、3月8日のデモで会いましょう。
そして各地の方はそれぞれの場所で動いて下さい。一緒に麻生政権を倒しましょう!