秋葉原フィールドワーク&タブー無しトリプルトーク:「おたく・音楽・ファッション・資本主義」

今から5年前、当時いちばん話していた友人waterr、キール秋葉原を歩き、消費社会批判とカウンターカルチャーの可能性!トークしました。当然ネタ的に古い話もありますが、今でも語ったことは達成されてないと思うので昔のブログから転載します。ぜひ読んでみてください!

パート1は http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20050113
パート2は http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20050114
パート3は http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20050115
パート4は http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20050116

>今は、キャラは固定されてるじゃない? 要はその動かし方なんだよね、ストーリーの違いは。このキャラがもしこの時こうだったらストーリーはどうなったかとか。そういう既存のキャラの動かし方で作品の幅が広がっているというか、新しいキャラというのはエヴァ以降あまり出てないよね。

>それをナインが注目しているように、自在に着せ替えていけるような人間が「強い人間なんだ」となる。それこそ派遣会社みたくどこに行ってもどんなシチュエーションになっても対応出来るようになっていく。基本的には自分は空(カラ)で、真っ白で、というのがむしろ奨励されている。でも実際人間がそれに耐えられるかと言ったら、どこへ行っても自分の実力で圧倒出来るような人ということになるけど、そんな人は実際いないからさ。

>だから俺は「インディーズ」と「インディペンデント」は別だと言ってるんだけどね。「インディペンデント」がメジャーの傘下になるという事はありえないし、メジャーに行くためのステップ台に使うためのものでもない。(パート2より)

>そうそう、こういう風に言ってみればいいんじゃない? つまり金を使わない事は禁欲する事じゃなくて、「手段を自分でつくる」事だと思うんだよね。金を使って作るというのは、今日見てきたフィギュアじゃないけどいくらでも出来る訳じゃん。でも金を使わないで作るということは、素材や手段を自分で作れるということだから、多分新しいモノが作れる。そこが違うのかなあ。金を使わないというのは、「あれもこれも出来ない」ではなく「あれもこれも出来る」という発想を取る。

>思うに、大人はもう無理。そのことに疑問を抱ける年齢ではないから。若い子たちには、「何もかも用意されたらつまらない」という感性がきっとあると思うんだよ。そういう子にどうアピールする事が出来るか、という事だと思う。こう言うとまるで「取り込む」ようで嫌な感じだけど、そうではなく。その気持ちを「猿岩石系」に行かずに、違いをハッキリと見分けてもらえるような感性をお互い身につけたいんだ。